【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(チャド)髄膜炎菌性疾患(平成21年4月23日)2009/07/01

説明 情報源:WHO

地 域:アフリカ

 国 :チャド

感染症:髄膜炎菌性疾患

病原体:髄膜炎菌

内 容:
チャド保健省は、2008年12月29日から2009年4月5日までの間に、105死亡例を含む髄膜炎菌性疾患疑い例922症例を報告した(致死率11.4%)。今のところ、首都ンジャメナの一地区を含む3地区で流行閾値を上回っており、5地区が警戒態勢に入っている。脳脊髄液33検体でW-135群髄膜炎菌が、30検体でA群髄膜炎菌がそれぞれラテックス凝集反応、培養、PCR法で陽性であった。このことから、流行はこの2つの血清型によるものと考えられる。
流行性髄膜炎制御ワクチン備蓄国際協調グループは、Dourbali地区、 Goundi地区 とPala地区の感染確認地域で行われる集団ワクチン接種キャンペーンのために、ACW群3価ワクチン164,000回投与分を供給することにした。さらに今週、704,300回投与分の3価ワクチンが供給されたが、これは来週から首都で始まる予防接種キャンペーンに使われる予定である。

(情報提供)
関西空港検疫所
FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2009年07月01日

カテゴリー: 感染症