きのこによる食中毒事件
〔作成者〕
秋田県湯沢保健所
〔発生年月日〕
2008/8/2~2008/08/02
〔概要〕
平成20年8月2日16:15に湯沢市消防本部から食中毒様症状の患者を搬送した旨の情報が湯沢保健所にあった。湯沢市皆瀬地区の道路の路肩に生育していたキノコを食用キノコと思い道路維持作業員が会社に持ち帰り、同僚2人がそれをもらい受けた。もらい受けた同僚の母親が近所の家に持ち込み調理し、8月2日10:00頃3名で食べ、11:00頃から下痢、嘔気、嘔吐の症状を示した。採取されたキノコのうち患者らが摂食したキノコの他は、警察を経由して保健所で回収した物以外全て廃棄されていたため他に流通していない。家庭でおきた食中毒であることから、県のホームページにキノコによる食中毒についての留意点を掲載することで住民に啓発し、関係者にも同様の内容について指導を実施した。
〔原因/端緒〕
原因食品 : きのこの煮付け
原因物質 : 植物性自然毒(推定 オオワライタケ)
〔患者/死者/負傷者〕
摂食者数:3名、患者数:3名、内死者数:0名
〔症状/被害状況〕
下痢、嘔気、嘔吐