【疫学情報】 <IASR速報>脳梁膨大部に一過性病変を認めた新型インフルエンザ脳症の1例について―栃木県(平成21年9月10日)国立感染症研究所感染症情報センター 2009/09/24

病原体情報 [IASR]
<IASR 速報>

(掲載日 2009/9/10)
<速報>脳梁膨大部に一過性病変を認めた新型インフルエンザ脳症の1例について―栃木県

2009年7月22日、日本国内初の新型インフルエンザによる7歳男児の脳症が報告され、翌23日に我々は国内2例目となる11歳女児例を報告した。本例は、異常言動、せん妄および痙攣重積を認めたが、ステロイドパルス療法を行い、快方に向かった。2002年のインフルエンザ脳症研究班の報告では、患者の年齢分布は主に5歳以下で、1~2歳に集中している 1)。一方、新型インフルエンザ脳症の年齢分布は、2009年5月、米国テキサスから報告 2)された4症例では7~17歳、8月15日までに報告された新型インフルエンザ脳症の国内における6症例では4~14歳と、いずれも年齢が比較的高い傾向にある。本例においては、画像所見で脳梁膨大部に一過性の病変を認め、臨床経過と合わせ報告する。

詳細については、下記のページをご覧下さい。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3561.html

病原微生物検出情報(IASR)