社会福祉施設における集団での感染性胃腸炎
〔作成者〕
滋賀県甲賀保健所
〔発生年月日〕
2009/1/1~終息不明
〔概要〕
1月1日、施設の入所者が下痢・嘔吐症状を呈し「胃腸炎」との診断で治療を受けたが、3日から同様症状を呈する入所者や職員が増加し、医療機関を受診した職員が「感染性胃腸炎」と診断され保健所に対応について相談が1月5日にあった。
調査の結果、ショートを含む入所者70名中27名および職員33名中8名の有症者があり、ノロウイルスによる「感染性胃腸炎」として、施設内の消毒および汚物処理等の指導を行うとともに、施設の感染症対策マニュアルの点検を行った。
その結果、新たに症状を呈する者はなかったが、1月8日書状を呈する入所者があり、感染症対策マニュアルを全職員に徹底するよう指示した。
〔原因/端緒〕
ノロウイルス(推定)
〔患者/死者/負傷者〕
死者0名、発症者36名(重症者なし)
〔症状/被害状況〕
下痢・嘔吐