【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(髄膜炎ベルト地域)髄膜炎 (平成22年4月5日)2010/05/18

各国別海外感染症情報

説明 情報源:CDC

地 域:アフリカ

 国 :髄膜炎ベルト地域

感染症:髄膜炎

病原体:髄膜炎菌

内 容:
髄膜炎菌による疾患(主に髄膜炎や流行性髄膜炎と呼ばれている疾患)は、重篤な、時に死に至る細菌性の感染症です。髄膜炎菌による疾患は世界中で発生しているが、サハラ砂漠以南のアフリカにある「髄膜炎ベルト」は、特に流行性髄膜炎のハイリスク地帯です。                                                髄膜炎ベルトは以下の国にまたがっています:セネガル、ギニア、ガンビア、ギニア・ビサウ、マリ、ブルキナファソ、カメルーン、コートジボアール、ガーナ、ベニン、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、チャド、スーダン、エチオピア、ウガンダ、ケニア、エリトリア。                                                           髄膜炎の流行は、乾季(12月~6月にかけて)に髄膜炎ベルトの地域で頻繁に起こっています。今年1月には、昨年の同時期と比較して、ブルキナファソとチャドで髄膜炎患者報告の増加がみられました旅行者に推奨されること:乾季(12月~6月)に髄膜炎ベルト地域を旅行する人は、今季流行している病気に対して警戒し、髄膜炎ワクチンの接種をするべきです。予防効果はワクチン接種後7~10日後に現れますので、可能ならば少なくとも旅行の10日前までにワクチン接種を受けるべきです。                                                   髄膜炎ワクチンは日本では認可されていませんが、個人輸入で取扱いを行っているトラベルクリニックがあります。

(情報提供)
関西空港検疫所
FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2010年05月18日

カテゴリー: 感染症