各国別海外感染症情報
説明 情報源:WHO
地 域:アフリカ
国 :エジプト
感染症:全地域
病原体:全世界
内 容:
サハラ以南アフリカでは、アフリカ西部での新型インフルエンザの流行は今や大きく減少しているとのことです。ガーナで新型インフルエンザが低レベルで流行を続けていることに加えて、先月カメルーン・アンゴラ・ルワンダにおいても新型インフルエンザの散発的な検出が報告されました。カメルーンでは、3月中旬以降季節性B型インフルエンザの流行が続いています。
北・南半球温帯地域では、全体的な新型インフルエンザの流行は少なく散発的なままです。南半球では、チリのいくつかの地域(とくにロスラゴス)でインフルエンザ様疾患の増加が報告され続けていますが、この呼吸器疾患の増加は主にRSウイルスが関連し、新型インフルエンザウイルスはほんの少ししか関連していません。近接するアルゼンチン、パラグアイ・ウルグアイでは、先月の呼吸器疾患の流行は全てインフルエンザよりも他のウイルスによるものでした。同様に、アフリカ南部では最近インフルエンザの検出はありません。ニュージーランドとオーストラリアでは、全体的なインフルエンザ様疾患は少ないままですが、最近オーストラリアにおいて季節性H3N2型インフルエンザと新型インフルエンザの散発的な検出が報告されました。
(情報提供)
関西空港検疫所
FORTH(海外旅行者のための感染症情報)