【保健所健康危機管理事例H21】
ノロウイルス食中毒(アルモニービアン)
〔作成者〕
長野県松本保健所
〔発生年月日〕
2010/1/23~2010/1/25
〔概要〕
病院より、飲食店を利用後に胃腸炎症状を呈した患者を診察し、発症者が複数名いる旨の連絡を受け、調査を開始した。患者等の症状調査、喫食・行動調査結果、及び患者の検便検査で二つの遺伝子型のノロウイルスが検出されたことから、当該施設を原因とする食中毒と判断した。原因食品はカキと推定され、生食用のカキを軽くゆでた状態で提供していた。営業者は、カキが生食用であったために、軽くゆでれば健康被害のリスクがなくなると考えており、生食用カキであってもノロウイルス食中毒が生じる可能性があることを理解していなかった。
〔原因/端緒〕
ノロウイルス(GⅠおよびGⅡ)
〔患者/死者/負傷者〕
患者37名
〔症状/被害状況〕
下痢、発熱、腹痛、吐き気、嘔吐等