【保健所健康危機管理事例H21】
結核集団発生
〔作成者〕
札幌市保健所
〔発生年月日〕
2009/5/13~不明
〔概要〕
平成20年10月7日、医療機関入院中の患者が結核を発病。接触者健診の結果感染者多数のため第1同心円から第3同心円へ拡大し、最終的に309人を対象に接触者健診を行なった。平成21年5月15日、接触者健診及び患者の結核菌遺伝子解析から同一感染源と確認し集団感染と断定した。現在、接触者健診を継続中。
〔原因/端緒〕
原因病原体:結核菌
〔患者/死者/負傷者〕
結核発病者5名、潜在性結核感染症12名 (平成22年3月1日現在)
〔症状/被害状況〕
結核発病者:咳、痰、発熱。無症状者の者もあり。
潜在性結核感染症:ほとんど無症状者。
接触者健診での胸部X線撮影及びQFT検査で確定診断。