【保健所健康危機管理事例H21】
対応の遅れによる新型インフルエンザ集団発生
〔作成者〕
和歌山県和歌山市保健所
〔発生年月日〕
2009/8/26~不明
〔概要〕
学校側に、次の資料提出と報告を求め関係者と会議を持つ。
1.発生状況の報告 (流行曲線)
2.新型インフルエンザ予防の校内対応等
保健所が早期探知を行っても管轄が県での連携の難しさ、また学校の感染予防及び危機管理意識の低さが問題となった。会議にて対応への評価・反省及び感染予防における意識の確認等できた。
〔原因/端緒〕
原因病原体:新型インフルエンザウイルス
8月中旬頃から新型インフルエンザに罹患している生徒が出ている情報を保健所が把握し、学校側に発生状況の報告等指導するも曖昧な返事のみで保健所の介入に拒否的であった。その後9月上旬、学校は文化祭・体育祭行事を行うことにより集団発生となる。
〔患者/死者/負傷者〕
患者数 780人
〔症状/被害状況〕
症状;発熱・咳・全身倦怠感・咽頭痛等