【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.466(2022年6月24日)
コンゴ民主共和国の赤道州のムバンダカでエボラ出血熱(EVD)の確定例1例が発生したと、2022年4月23日に同国保健省及び世界保健機関(WHO)より発表されました。
ゲノム解析結果により、2018年・2020年の同州での流行とは直接的にはリンクがないことが報告されています。
5月25日時点で、合計4例の確定例と1例の可能性例(5例死亡)が報告されていますが、それ以降、新たな例は報告されていません。
WHOの専門家チームによって、現地での検査・接触者の同定・ワクチン接種・感染対策が行われています。
コンゴ民主共和国では、2021年12月16日に13回目のEVDのアウトブレイクの終息が宣言されましたが、今回で14回目のEVDのアウトブレイクの報告となります。
なお、これまでに日本におけるEVDの輸入症例は報告されていません。
より詳しい情報は下記、WHOアウトブレイク発生情報、WHOアフリカ地域事務局の週報等をご覧ください。
厚生労働省は本事案に対して引き続き情報収集を実施し、必要に応じて情報提供を行ってまいります。
・WHO Democratic Republic of Congo. Democratic Republic of Congo declares new Ebola outbreak in Mbandaka 23 April 2022 (2022/04/23)
https://www.afro.who.int/countries/democratic-republic-of-congo/news/democratic-republic-congo-declares-new-ebola-outbreak-mbandaka
・Africa CDC. The Democratic Republic of Congo Declared Ebola Virus Disease (EVD) Outbreak in Mbandaka, Equateur Province. (2022/04/25)
https://africacdc.org/news-item/the-democratic-republic-of-congo-declared-ebola-virus-disease-evd-outbreak-in-mbandaka-equateur-province/
・WHO African region, Twitter (2022/05/25)
https://twitter.com/WHOAFRO/status/1529444451717742592
・UNICEF DRC Ebola Situation Report #6 for 26 May - 01 June 2022
https://reliefweb.int/report/democratic-republic-congo/unicef-drc-ebola-situation-report-6-26-may-01-june-2022