【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.467(2022年7月8日)
風しんの予防接種は、現在、予防接種法に基づき公的に行われていますが、公的な接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性は、
抗体保有率が他の世代に比べて低く(約80%)なっているのが現状です。
そのため、2025年3月31日までの期間に限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を風しんの定期接種※2の対象者として市区町村からクーポン券をお届けしています。
対象者の方は、クーポン券を利用して、まず抗体検査を受けていただき、抗体検査の結果、十分な量の抗体がない方は、この機会に定期接種を受けましょう!
※1 自治体により対応が異なるため、お住まいの市区町村にお問い合わせください。
※2 予防接種法(昭和23年法律第68号)第5条第1項の規定に基づく定期の予防接種
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html
■ 国内の発生状況
2018年は、12月30日までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。(確定値)
2019年は、12月29日までに2,298例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30~50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。(確定値)
2020年は、1月3日までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
2021年は、1月7日までに12例の報告があります。
2022年は、6月26日までに3例の報告があります。
<風疹 発生動向調査 2022年第25週(’22/6/29現在)>
風しん累積報告数の推移 2015〜2022年 (第1〜25週) ( https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2022pdf/rube22-25.pdf)