【海外情報】 【海外感染症情報】NIS諸国(タジキスタン、ロシア、中央アジア)急性灰白髄炎(平成23年3月18日)2011/04/08

各国別海外感染症情報

説明 情報源:CDC

地 域:NIS諸国(欧州)

 国 :タジキスタン、ロシア、中央アジア

感染症:急性灰白髄炎

病原体:ポリオウイルス

内 容:
2010年4月21日、タジキスタンでは2002年にポリオ清浄国と公認されて以降WHOヨーロッパ支部管内において初めて、インドからのポリオ輸入例が報告されました。その後同国は輸入ポリオウイルス対策を続けていますが、他の中央アジア諸国(カザフスタン・キルギスタン・トルクメニスタン・ウズベキスタン)やロシア連邦でもポリオが報告されており、またロシア連邦北コーカサス地域へのウイルス伝播により、アルメニア・アゼルバイジャン・グルジアなどコーカサス諸国への感染拡大が危惧されています。
ポリオは患者の便に汚染された水や食べ物などを介して経口感染します。主に5歳未満の子供が感染しますが、予防接種を行っていない方は年齢に関わらず感染する危険性がありますので、上記地域に渡航する際には予防接種歴等を確認し、不十分であれば追加接種を行うかどうか医療機関で相談して下さい。また、渡航中は、衛生的な飲食物、手指の清潔等を保つよう心掛けて下さい。

(情報提供)
関西空港検疫所FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2011年04月08日

カテゴリー: 感染症