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「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和4年第33週)
2022年8月24日
発表日
令和4年(2022年)8月24日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(令和4年第33週)を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第33週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)手足口病 2)RSウイルス感染症 3)ヘルパンギーナでした。
手足口病の定点当たり患者報告数は6.06人と前週(4.38人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
RSウイルス感染症の定点当たり患者報告数は2.53人と前週(2.18人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
ヘルパンギーナの定点当たり患者報告数は1.22人と前週(0.97人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“知っていますか?~急性灰白髄炎(ポリオ)~”について取り上げました。
急性灰白髄炎(ポリオ)は、ポリオウイルスを原因とする感染症です。多くは無症状ですが、神経細胞に感染するため、感染者の約0.1%に弛緩性の麻痺を残します。我が国では昭和36年にポリオ生ワクチンを緊急輸入し、小児に投与することで患者数が激減し、昭和39年からは、ポリオ生ワクチンの定期予防接種が始まりました。その後、国内での患者発生はみられなくなりましたが、ワクチン由来のウイルスによる麻痺が問題となり、現在は不活化ワクチンに切り替えられています。
しかし、国外の一部の国では現在も患者が報告されており、令和4年7月には米国においても約10年ぶりにワクチン由来の麻痺の患者が確認されました。国内でも、ワクチン接種率が低下すると、患者発生のリスクが高まりますので、定期予防接種は忘れずに受けましょう。