「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和5年第3週)
2023年1月25日
発表日
令和5年(2023年)1月25日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和5年第3週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第3週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)インフルエンザ 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は9.92人と前週(8.73人)から横ばいで、例年より高いレベルで推移しています。
インフルエンザの定点当たり患者報告数は9.48人と前週(6.66人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は0.43人と前週(0.24人)から増加しましたが、例年より低いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“風しんはワクチンで予防できる感染症です。”について取り上げました。
風しんは、発熱や発しん、リンパ節腫脹を主な症状とするウイルス性の感染症です。特に、風しんへの免疫が不十分な妊婦(妊娠20週頃まで)が感染した場合、眼や心臓、耳等に障害を持つ、先天性風しん症候群(CRS)の子どもが生まれることがあり、大きな問題となっています。
我が国では、風しんの予防及びCRSの発生を防ぐため、公的予防接種を受ける機会がなかった成人男性に対して、無料で抗体検査及びワクチン接種(第5期定期接種)を受けることができるクーポン券を送付しています。さらに、川崎市では、妊娠を希望する女性等に対しても、無料の抗体検査及びワクチン接種費用の一部助成を行っています。抗体価が不十分であると判明した場合は、御自身と子ども達を守るためにも、直ちにワクチンを接種しましょう。