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報道発表資料">
2023年06月29日
生活文化スポーツ局
公園等で使用するスポーツ用品(車輪のあるもの)による子供の危険
ヒヤリ・ハット調査を実施しました
都では、製品等による事故の未然・拡大防止を図るため、日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすインターネットアンケート調査を実施し、その結果を都民に情報提供しています。
今回は「公園等で使用するスポーツ用品(車輪のあるもの)による子供の危険」について、都内及び近郊にお住いの保護者3,000人に調査しました。
アンケート調査対象:スポーツ用品(車輪のあるもの)例
自転車類(他、三輪車、一輪車など)
- ⚫︎ 子供用自転車
- ⚫︎ ペダル無し二輪遊具
キックスケーター類
- ⚫︎ 二輪式
- ⚫︎ 三輪式
スケートボード類
- ⚫︎ スケートボード
- ⚫︎ キャスターボード
ローラースケート類
- ⚫︎ インラインスケート
- ⚫︎ ローラースケート
アンケート結果(概要)
⚫︎ 「子供がけが及びヒヤリ・ハット経験をした」は4割を超え、そのうち約4分の1が「けがをしたことがある」との回答
⚫︎ 製品毎のけが及びヒヤリ・ハット経験は計2,276件(複数回答)で、「けがをした」1014件のうち、「医療機関を受診」208件、「入院」55件
⚫︎ けが及びヒヤリ・ハット経験は、1歳から徐々に増加し、6歳が最も多く377件、以降年齢が上がるにつれ減少
⚫︎ 車輪付きスポーツ用品を使用する際、「保護具を付けていない」割合は、「キックスケーター類」で最も多く63.7%、ついで「スケートボード類」54.9%
⚫︎ 発生場所は公園が850件と最も多く、次いで歩道623件、車道498件の順
子供を事故から守るために
車輪のあるスポーツ用品を使用する際は、
⚫︎ 使用前に製品の使用方法、使用できる場所、交通ルールをお子さんと一緒に確認し、適切に使用しましょう。
⚫︎ 使用する際は保護具(ヘルメット・プロテクターなど)の着用が習慣となるように、繰り返し伝えましょう。
⚫︎ 自転車に乗る人全員が乗車用ヘルメットをかぶるよう努めましょう。
⚫︎ 小さなお子さんには保護者が付き添い、子供だけで使用しないようにしましょう。
⚫︎ 子供の成長に合わせた製品を選びましょう。
けがの事例 アンケート結果より
自転車類
⚫︎ 子供がロードバイク(自転車)で車道を走行中、停車していたバイクが急に発進して飛ばされ脳震とう、鎖骨骨折で入院、手術。
(10歳・車道)
⚫︎ 公園の坂道をペダル無し二輪遊具で降りていると、石がデコボコとしたところで、バランスを崩して転倒。額と歯を強く打ち、すり傷と歯の変色で病院に行った。(2歳・公園)
キックスケーター類
⚫︎ キックスケーター三輪式でコーナーを曲がる際に後輪のタイヤが縁石にひっかかり、持ち手をつかんだまま転び、持ち手に前歯を強打して前歯と歯ぐきに大けがを負った。(2歳・自宅の敷地内)
スケートボード類での事例
⚫︎ キャスターボードで道路わきの溝にはまり転倒した。おでこを5針ほど縫う裂傷を負った。(8歳・歩道)
使用前の注意 アンケート結果より
子供が使用する車輪付きスポーツ用品を購入したことがある、2,380人に「製品を使用する前に子供に伝えていること」を聞きました。
「使用方法」や「使用する場所」を約7割の保護者が子供に伝えていた一方、「特に何も伝えていない」との回答が7.5%であった。
※報告書はホームページからダウンロードできます。
詳しくは「東京くらしWEB」をご覧ください。
問い合わせ先 東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課 電話 03-5388-3055 |