【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.493(2023年8月4日)
2022年の梅毒の累積報告数は12,966人(発生動向調査(IDWR 2022年52週累積報告数(暫定値))となり、
1999年に現在の統計方法になって以来初めて年間1万人を超えました。
今年に入ってからも、報告数は8,349人(感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)2023年第29号7月26日時点)と
依然として高い水準で推移しています。
今月号の特集では梅毒、HIV/エイズ、エムポックスを取り上げており、
(1)梅毒の報告数の増加の背景にはどんなことがあるのか、梅毒とはどのような病気なのか
(2)以前は「死の病」と言われていたHIV/エイズの歴史と現状、検査や治療法について
(3)昨年7月に国内1例目の患者が確認され、今年に入り患者の報告数が増加したエムポックスの現状や予防法・治療法、相談先などを紹介しています。
多くの方々にご覧いただき、性感染症について知識と理解を深めていただく一助となりましたら幸いです。
・ 厚生労働8月号(8月1日発売)
・ 知っておきたい 性感染症の正しい知識
・発生動向調査 IDRW 速報データ2022年第52週累積報告数(暫定値)
・発生動向調査 IDWR速報データ 2023 年第29週