【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.497(2023年10月02 日)
今年度、インフルエンザの定点当たりの報告数は、春から夏にかけても1.0を上回る水準で推移しており、直近の定点当たり報告数は、総数で第36週(9/4~9/10)4.48、第37週(9/11~9/17)7.03、第38週(9/18~9/24)7.09と増加傾向にあります。
今シーズンについては、例年より早く本格的な流行が生じる可能性があること、COVID-19流行前のような冬場に一峰性の高い水準の流行を起こすパターンをとるとは限らないことに注意が必要です。
インフルエンザ等の呼吸器感染症の感染拡大防止のため、咳エチケット、手洗い、換気、医療機関内でのマスクの適切な着用、医療・福祉施設へのウイルスの持ち込みを防ぐために、関係者が個人で出来る予防¬策を徹底すると同時に、訪問者等については、インフルエンザの症状が認められる場合の訪問を自粛してもらう等の工夫などの感染対策の実施や周知の徹底を今一度お願いします。