参照元URL:https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=m3ycNiQCq7MZhjEJY
9月17日は「世界患者安全の日」です
世界患者安全の日 2023
概要
「世界患者安全の日(以下、WPSD:World Patient Safety Day)」とは、「患者安全を促進すべく世界保健機関(以下、WHO)加盟国による世界的な連携と行動に向けた活動をすること」を目的として、医療制度を利用する全ての人々のリスクを軽減するために2019年にWHO総会で制定されました。患者安全を促進する事への人々の意識、関心を高め、国際的な理解を深めるとともに、各種媒体を用いて普及活動を推進しています。
WHOは、患者安全文化の醸成のための普及活動の一環として毎年スローガン等を作成しています。
2023年度 | テーマ | Engaging patients for patient safety |
スローガン | Elevate the voice of patients! |
「世界患者安全の日」に関する取り組み
厚生労働省の取り組み
厚生労働省では、2001年を「患者安全推進年」と位置づけ、各関係者の共同行動を「患者の安全を守るための医療関係者の共同行動(PSA:Patient Safety Action)」と命名し、総合的な医療安全対策を推進しており、その一環として、11月25日(いい医療に向かってGO)を含む一週間を「 医療安全推進週間」と定め、様々な取り組みを行っています。
2019年の世界保健機関(WHO)総会において、9月17日がWPSDと制定され、同年から多くの団体の協力を得ながらWPSDの普及啓発活動を実施しています。
厚生労働省としても、今年も、医療機関、職能団体、患者団体、教育機関、学会など、さまざまな団体と協力して普及啓発活動を行います。
さまざまな団体の取り組み
東京都立病院機構が患者協働が9月9日(土)に医療の質・安全向上シンポジウム開催いたします。医療従事者・一般の方どなたでもご参加いただけます。
東京都立病院機構関連HP https://www.tmhp.jp/kikou/toritsu-soushin/index.html
架け橋10周年『世界患者安全の日』記念Webシンポジウム
日程 2023年9月18日(月) 9:30~16:30
会場 オンライン開催
架け橋HP http://www.kakehashi-npo.com/info/
世界患者安全の日』企画シンポジウム患者安全への患者参加
*シェアード・ディシジョン・メーキング(SDM)を理解して実践しよう*
日程 2023年9月18日(月・祝) 16:00~17:00
会場 オンライン開催(定員300名)
参加費 無料
シンポジウム案内(申し込みが定員に達したため、参加登録を締め切りました)
京都大学医学部附属病院医療安全管理部HP https://safety.kuhp.kyoto-u.ac.jp/
最高質安全責任者CQSOプロジェクト
日程 2023年9月12日(火)開講
会場 名古屋大学医学部附属病院
※厚生労働省が医療安全に関する講演を行い、WPSDについても紹介しました。
名古屋大学医学部附属病院最高質安全責任者CQSOプロジェクトHP http://www.iryoanzen.med.nagoya-u.ac.jp/cqso/index.html
日本製薬工業協会が9月17日(日)公式X(旧:Twitter)に「世界患者安全の日」を投稿しました。
2023年9月15日(金)に「世界患者安全の日」の周知イベントを徳島大学病院で行いました。
【周知イベントの内容】
・ミニコンサート(徳島大学交響楽団)
・ライトアップ(徳島県庁・徳島県立中央病院と協同
・徳島大学病院の医療従事者によるテーマカラー(オレンジ)の表現
・ポスター・パンフレットによる周知活動
・とくぽん(徳島大学公式マスコット)による一日安全管理部長
などが行われ、多数の患者さん・医療スタッフが参加しました。
徳島大学病院関連HP:https://www.tokushima-u.ac.jp/docs/51770.html
「世界患者安全の日」の取り組みとして、2023年9月14日(木)~9月18日(月)19:00~22:00に病院棟 病院ロゴをオレンジ色にライトアップしました。
済生会熊本病院関連HP:https://sk-kumamoto.jp/info/23163/
「世界患者安全の日」の取り組みとして、2023年9月16日(土)21:00に福岡タワーをオレンジ色にライトアップしました。
また、以下2つの会議にも参加しました。
1. 39th ISQ ua ConferenceにおけるWHO Session参加
8月28日(月)~30日(水)に韓国 ソウルで開催された、39th ISQ ua Conferenceのプレカンファレンス((27日(日))で企画されたWHO Sessionにおいて、今年の世界患者安全の日のテーマである"Engaging Patients for Patients Safety"に関しての講演会のパネルディスカッションに参加しました。
2. WHO World Patient Safety Day Global Conference出席
9月12日(水)~13日(木)に、スイス ジュネーブのWHO本部で開催された、Global Conferenceに出席し、今年のテーマに関する患者代表・支援者、団体の取り組み、WHO地域事務局の取り組みの聴講、WHO Patient Safety Right Charter案を審議するためのグループワークへの参加を行い、さらにパネルディスカッションの質疑応答において、Blame-free cultureの醸成と保険の役割について我が国の産科医療は詳細度を例としてその制度概要や実績を説明しました。
~9月17日「世界患者安全の日」にBLS研修~
当院へ名古屋掖済会トレーニングサイトの皆様をお招きし、職員がBLSを学びました。
昨年度から始まったこの取り組みは、当院で発生した医療事故に対する調査委員会より提案いただいた再発予防策に基づき企画されたものです。
身体も頭も駆使して患者さんの安全を守ることができるように、今後も継続して精進します。
愛知県医療療育総合センター中央病院HP:https://www.pref.aichi.jp/addc/eachfacility/tyuuou/
関連情報
(参考)制定までの経緯
2016年3月
2017年3月 2018年4月 2019年5月 |
第1回閣僚級世界患者安全サミット(ロンドン/イギリス)
第2回閣僚級世界患者安全サミット(ボン/ドイツ) 第3回閣僚級世界患者安全サミット(東京/日本) WHO総会 |
WPSD概念の提案
9月17日をWPSDとすることを提案 患者安全の向上に向けた「 患者安全に関する東京宣言」公表 WPSD制定 |
*ドイツ語圏各国(ドイツ、オーストリア、スイスなど)では、以前から9月17日に患者安全に関する会合を開催していた。
医政局地域医療計画課医療安全推進・医務指導室
TEL 03-5253-1111(内線2580)