【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.506(2024年2月9日)
A群溶血性レンサ球菌のうち、2010年代より英国等で分離頻度が増加しているM1UK株は、猩紅熱や、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)を含む侵襲性A群溶血性レンサ球菌感染症の増加への関与の可能性について報告されていますが、昨年、国内でM1UK株の集積を認めた地域があったことが報告されています。
このため、厚生労働省は、自治体宛にSTSS患者の発生時に菌株の解析を行うことを検討いただくよう改めて依頼する事務連絡を発出しております。医療機関におかれては、既に採取した検体等からの分離株の分与を保健所から依頼された場合、御協力いただきますようお願いいたします。
・ 劇症型溶血性レンサ球菌感染症の分離株の解析について(依頼)(令和6年1月17日付厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課事務連絡)