◆急性呼吸器感染症に引き続きご注意ください (2024年3月1日)

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.507 (2024年3月1日)

  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たり報告数は、昨年11月以降本年第5週(1月29日~2月4日)までは増加傾向にありましたが、その後直近3週連続で減少傾向にあり、第8週(2月19日~25日)は7.92でした(昨年夏季のピークは20.50:第35週)。
  また、インフルエンザの定点当たり報告数についても、直近は2週連続で減少傾向にあり、第8週は22.72でした(過去5年のピークは57.18:2019年第4週)。

  このほか、咽頭結膜熱及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の定点当たり報告数は、直近では減少傾向にあるものの、依然として例年同時期より高い水準であることに注意が必要です。

  これらの感染症の感染拡大防止のため、マスクの適切な着用を含む咳エチケット、手洗い、換気、患者との接触を極力避けるなどの感染対策の実施や周知の徹底を今一度お願いします。
  また、医療機関・社会福祉施設等への病原体の持ち込みを防ぐために、関係機関においては、マスクの適切な着用等の関係者が個人で出来る予防策を徹底すると同時に、訪問者等については、症状が認められる場合の訪問を自粛してもらう等の工夫をお願いします。

 ・ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況ついて 2024年第8週(2月19日~25日)
 ・ 感染症発生動向調査週報(IDWR)2024年第7週(第7号)

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