「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」を6月20日から実施します〜薬物乱用防止のためのキャンペーンと国連支援募金運動を全国各地で実施〜(令和6年6月5日)

参照元URL:https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=k3Xzp1MKi8DjBTIBY

令和6年6月5日

【照会先】
医薬局監視指導・麻薬対策課
課長補佐 池田 大輔(2781)
担     当  籾山 詞音(2796)

報道関係者各位

 

「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」を6月20日から実施します

~薬物乱用防止のためのキャンペーンと国連支援募金運動を全国各地で実施~

 6月26日は国連の「国際麻薬乱用撲滅デー」(*)です。これを踏まえ、厚生労働省、都道府県および(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは、6月20日(火)から7月19日(水)までの1カ月間、「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」を実施します。この運動は、国民一人一人の薬物乱用問題に関する認識を高めるため、正しい知識の普及、広報啓発を全国的に展開するもので、平成5年から毎年行っています。

 

 日本における薬物情勢は、大麻の検挙者数が急激に増加しており、令和5年の大麻事犯検挙者数も過去最多を更新するとともに、統計を開始して以降初めて覚醒剤事犯検挙者数を越えるなど、非常に高い水準を維持しています。特に、若年層の大麻乱用が顕著で、30歳未満が大麻検挙者の7割以上を占めています。よって、増加の一途をたどる若年者の大麻の乱用防止に重点を置きつつ、身近な人も含め、薬物乱用が疑われる時は、一人で悩まずに近隣の相談窓口(※)で相談するよう促し、適切な治療・支援につながるよう啓発していきます。厚生労働省、都道府県、(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは、警察庁をはじめとする関係機関や日本民営鉄道協会などの民間団体に協力を呼びかけ、官民一体となった薬物乱用防止普及運動を積極的に展開していきます。

(*)国連が1987年にウィーンで開催した「国際麻薬閣僚会議」の終了日である6月26日を、「国際麻薬乱用撲滅デー」とすることが決定。国連加盟各国では、麻薬撲滅に向けた様々な取り組みを行っています。

 

「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」概要>

・実施期間:令和6年6月20日(木)から7月19日(金)まで

・実施機関:主催 厚生労働省、都道府県、(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター
協賛 国際連合(国連薬物犯罪事務所)

後援 警察庁、こども家庭庁、総務省、法務省、最高検察庁、外務省、財務省税関、文部科学省、経済産業省、国土交通省、海上保安庁、関係団体46団体

・国連支援募金:(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは、国連や関係団体の協賛、関係省庁の後援により国連支援募金運動を行います。この募金運動を通じて、地球規模での薬物乱用防止に関する理解と認識を高めるとともに、寄せられた善意の募金は、開発途上国で薬物乱用防止活動に従事する民間団体(NGO)の活動資金として国連に寄付されるほか、国内の啓発事業にも役立てられます。

(参考)

※各都道府県には、精神保健福祉センター、こころの健康センターや都道府県薬務課などの、秘密厳守で相談に乗ってくれる窓口が設置されています。詳しい相談窓口については、リーフレットをご参照ください。

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