◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最近の流行について(2024年7月22日)

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.517 (2024年7月22日)

  2024年7月22日に「新型コロナ等の感染拡大に対応する有識者ヒアリング」が開催され、主に新型コロナウイルス感染症の直近の発生状況や留意点、医療機関や国民向けのメッセージについて話し合われました。

サイト内リンク 新型コロナ等の感染拡大に対応する有識者ヒアリング 資料

○最近の発生状況

・全国の定点医療機関から報告される1週間ごとの新規患者数で見ると、7月8日からの1週間は11.18となっており、本年5月上旬から増加傾向が続いており、夏の間、感染拡大を続けた昨年の同時期と比較して同程度の水準となっています(下図をご参照ください)。

サイト内リンク 感染症エクスプレス@厚労省~直近の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況~

○流行株KP.3について

・現在、オミクロン株の一系統であるKP.3(ケイ・ピー・スリー)が国内の感染者の多数を占めてきています。

・KP.3については、国立感染症研究所から、公衆衛生上のリスクが高まっているというエビデンスは示されていませんが、過去の状況等を踏まえると、夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性があります。

○医療機関にお願いしたいこと

・引き続き、幅広い医療機関において、外来・入院の対応を行っていただくこと、それにより、救急搬送の増加にも対応いただきたいこと

・その際、外来感染対策向上加算等の要件のひとつとして、協定締結医療機関であることを盛り込んでいることも踏まえ、特に改正感染症法の協定を締結した医療機関のご協力をいただくこと

・高齢者施設については、「高齢者施設等感染対策向上加算」の取組などを活用し、医療機関との連携体制の確保や平時からの感染対策を推進することなど、これまで実施してきた取組の実施をお願いします。

○国民の皆様にお願いしたいこと

・換気、手指消毒、医療機関の受診や高齢者施設の訪問の際などにおけるマスクの着用等の感染対策を、引き続きお願いします。

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