【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.519 (2024年8月19日)
8月14日(現地時間)にWHOはコンゴ民主共和国及びアフリカの複数国におけるエムポックスの感染拡大が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(Public Health Emergency of International Concern (PHEIC))に該当する旨を宣言しました。
エムポックスは2022年から世界中で流行が続いてきましたが、今回の宣言に至った主な理由は、世界的な流行を起こしたウイルス(クレードII)とは異なるクレードIがコンゴ民主共和国及び近隣諸国で拡大しており、新しい型(クレードIb)のウイルスが検出されているためです。
これに伴い、厚生労働省では、8月16日に、エムポックス対応に関する事務連絡について再周知を行いました。
医療従事者の皆さまにおかれましては、事務連絡や診療の手引きをご参照いただき、特に海外渡航歴等にご注意いただくなど、引き続き、適切な対応へのご協力をお願いいたします。