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2024年09月26日
保健医療局
マイコプラズマ肺炎の報告数が過去最多となりました
咳が長引くときは、医療機関の受診を
マイコプラズマ肺炎は、幼児、学童期、青年期を中心に全年齢で流行し、また、1年を通してみられ、秋冬に増加する傾向があります。従来は、ほぼ4年周期で流行を繰り返してきました。
令和6年(2024)第38週(9月16日~22日)に、都内25か所の基幹定点医療機関から報告された患者数は、70人(1定点当たり2.80人)となり、感染症法が施行され、現行の統計が開始された1999年以来、最も高い値となっています。
マイコプラズマ肺炎の感染経路は、主に飛沫感染と接触感染です。他の細菌性肺炎と比べて軽症で済む人が多いですが、まれに重症化することもあるので注意が必要です。
予防、拡大防止のために、こまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染防止対策を一人ひとりが心がけてください。咳が長引くなどの症状がある時は、医療機関を受診しましょう。
マイコプラズマ肺炎の症状、感染経路と感染予防のポイント
・2~3週間の潜伏期間の後、発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れます。
咳は初発症状から3~5日後から始まることが多く、経過に従って徐々に増強し、解熱後も3~4週間程度続きます。
・細菌が含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手についた細菌が口に入ったりすることで感染します。
・流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
・咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチでおおう、場面に応じてマスクを着用する等の咳エチケットを心がけましょう。
マイコプラズマ肺炎の発生状況
・令和6年(2024)第38週(9月16日~22日)において、都内25か所の定点医療機関(基幹)から報告された患者数は、70人(1定点当たり2.80人)となっています。
・第1週から第38週までの報告では、患者の90%以上が10代以下でした。
マイコプラズマ肺炎の発生状況
マイコプラズマ肺炎の患者報告数の推移(2011年から2024年まで)
マイコプラズマ肺炎の患者報告数の年齢階層別内訳(令和6年(2024)第1週から第38週分まで)
累計報告数(n=584)
問い合わせ先 (感染症に関する東京都の対応等、全般に関すること) 保健医療局感染症対策部防疫課 電話 03-5320-4088 (感染症患者の報告数(感染症発生動向に関すること)) 東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課 電話 03-3363-3213 |