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更新日:2024年10月8日
手足口病の報告数が再び増加しています
手足口病は、口の中・手・足などに現れる水泡性の発疹を主症状とするウイルス感染症です。乳幼児を中心に、主に夏に流行します。
手足口病の発生状況
茨城県における2024年の手足口病の定点当たり報告数は、第28週をピークに減少傾向となっていましたが、第35週以降、再び増加傾向となっています。9月19日には、今年2回目の流行警報が発令となり、過去の同時期と比較して報告数が多い状況が続いています。全国も同様の傾向にあり、注意が必要です。
手足口病とは
・病原体
コクサッキーウイルスA16型、A6型、エンテロウイルス71型などが主な原因です。
・感染経路
主な感染経路は、手足口病にかかった人の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことで感染する飛沫感染と、水泡の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口などの粘膜に入り感染する経口・接触感染です。
・症状
3~5日の潜伏期間の後、口の粘膜・手のひら・足の甲または裏などに2~3mmの水泡性の発疹が現れます。発熱は約3分の1にみられますが、高熱になることはあまりありません。一般的に軽症で、発疹は3~7日で痂皮(かさぶた)を残さずに消失します。ごくまれに、髄膜炎や脳炎などの合併症がおこることがあるので、注意が必要です。
・予防
手足口病に有効なワクチンはありません。
一般的な感染対策は、手洗いをしっかりすることと、排泄物を適切に処理することです。特におむつを交換する時は、排泄物を適切に処理し、流水とせっけんで十分な手洗いをおこなってください。また、タオルの共用は避けましょう。
手足口病は、症状が消えた後も、比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄されることがあるので、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。
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