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発表日:2024年10月23日
【報道発表資料】 「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和6年第42週)
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和6年第42週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第42週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)手足口病 2)伝染性紅斑 3)感染性胃腸炎でした。
手足口病の定点当たり患者報告数は11.84人と前週(12.49人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
伝染性紅斑の定点当たり患者報告数は2.81人と前週(2.11人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は2.14人と前週(2.41人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“梅毒の報告数が急増し過去最多に~先天梅毒を防ぎましょう!~”について取り上げました。
梅毒は、梅毒トレポネーマを病原体とする感染症で、主に性的接触により感染します。初期には潰瘍や皮しん等の皮膚症状がみられますが、未治療のまま放置すると心臓や血管等に病変が生じ、時には死に至ることもあります。特に妊婦が感染した場合、流産、死産となる可能性や、胎児の神経や骨等に異常をきたす「先天梅毒」を発症する可能性があり、大きな問題となっています。
川崎市における梅毒の報告数は、令和6年第42週(10月14日~20日)に8件と急増しました。年間の報告数は現時点で計131件と、感染症法*が施行された平成11年以降最多となり、先天梅毒の報告はないものの、妊婦の感染例はみられています。先天梅毒を防ぐには、妊婦への適切な抗菌薬治療が重要ですので、感染が疑われる場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
*感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
資料に関するお問い合わせ先
川崎市 健康福祉局保健医療政策部感染症対策担当
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
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