「医療安全推進週間」と『劇場版ドクターX』がタイアップします(令和6年11月22日)

参照元URL:https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=s1JKxwmuvqJeWuYhY

【照会先】
医政局地域医療計画課医療安全推進・医務指導室
室長補佐 手嶋 智広
療安全対策専門官 植田 瑛子
(代表電話) 03 (5253)1111(内線4105)
(直通電話) 03 (6812)7836

報道関係者 各位

「医療安全推進週間」と『劇場版ドクターX』がタイアップします

~「患者の安全を守る」ことを中心とした総合的な医療安全対策を推進~

 厚生労働省は、「医療安全推進週間」の普及啓発を図るため、12月6日から全国公開となる『劇場版ドクターX』とタイアップします。

 「医療安全推進週間」は、患者の安全を守るために医療機関や医療関係団体等が協力して取り組むこと、また、この取り組みについて患者・国民に理解を深めていただくことを目的に、2001年に厚生労働省が定めたものです。毎年11月25日(いい医療に向かってGO)を含む1週間を「医療安全推進週間」と設定し、医療機関・関係団体・行政機関などがさまざまな活動を行っています。
 
『劇場版ドクターX』は、フリーランスの外科医である大門未知子が、病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、手術や治療の成功を遂げるために突き進む姿を描いた『ドクターX』シリーズの劇場版です。主人公の「私、失敗しないので」という決め台詞は、長年広く親しまれてきました。一方で、実際の医療はリスク(危険性)や不確実性が伴うものであり、個々の医療従事者の力のみでこれらをコントロールすることは困難です。避けられるリスクを最小化し医療の安全を高めるためには、医療現場のシステムの安全性を高めることや、全関係者の協働が重要であることが、過去20余年の国内外の医療安全の歩みを通じて明らかとなりました。

 患者と医療従事者が協働して医療安全の向上を目指すためには、患者・国民の皆さまにも医療のリスクや医療安全のために行われている医療機関の日々の取り組みを知っていただき、さらにそれらの取り組みにおいて自らが果たし得る役割について認識していただくこともまた重要です。そこでこのたび、実際の医療機関における医療安全の取り組みを取材した動画を作成し、タイアップポスター等で周知することとしました。

■医療安全普及啓発動画:https://www.youtube.com/watch?v=RsEEZW-IzHk

 厚生労働省は、「医療安全推進週間」と『劇場版ドクターX』とのタイアップを通じて、「医療において“失敗しない”のは当たり前なのだろうか」と考えるきっかけを作ることで、国民の皆さまに医療安全に関心を持っていただき、患者・医療従事者を含む国民全体で医療安全を目指す機運をさらに高めていきたいと考えております。


タイアップポスター Ⓒ2024「劇場版ドクターX」製作委員会

【『劇場版ドクターX』のご紹介】
 フリーランスの天才外科医・大門未知子は、某国の大統領の命を救うため日本を離れていた。
 その頃、東帝大学病院では、若き新病院長・神津比呂人が現れる。比呂人は凄腕の外科医で政財界にも顔が利き、双子の弟・多可人は医療開発会社で資金のバックアップもある。
 徹底的な合理化の大号令がかかり、次々とクビを切られる医師や看護師たち。
 かつての同僚・森本に東帝大学病院に呼び戻された未知子は、比呂人と意気投合するが、未知子の師匠・晶と会った比呂人は顔色を変える。比呂人が東帝大にやってきた本当の狙いとは!?
 一方、森本は未知子の過去を探りに単身、広島・呉に飛ぶ。そこで森本は、大門未知子の知られざる誕生の秘密(ルーツ)を知ることに。
 未知子、晶、比呂人の過去が絡み合う中、未知子は史上最大の危機に直面!
 医師免許の剥奪も覚悟し、 “悪魔のオペ”に挑む―
 「どんなに厳しいオペでも患者を見捨てない」。かつて晶が話していた言葉を胸に——                                                                     
脚本:中園ミホ
監督:田村直己(テレビ朝日)
音楽:沢田完
出演:米倉涼子 田中圭 内田有紀 今田美桜 勝村政信 鈴木浩介 染谷将太 西畑大吾 綾野剛 遠藤憲一 岸部一徳 西田敏行
製作:「劇場版ドクターX」製作委員会
制作プロダクション:ザ・ワークス
製作幹事:テレビ朝日
配給:東宝

【タイアップ企画の内容】
・タイアップポスターの作成
・特設サイトの開設
・広報誌「厚生労働」11月号・12月号へ掲載

【特設サイト】
サイト内リンク https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/tieup/doctor-x.html
 

【今回の取り組みに関する参考情報】

医療安全対策について

 1999年に米国医学研究所から出された有名な報告書「To Err is Human(人は誰でも間違える)」で指摘されているように、エラー等による患者への害を防ぐためには、起きたことについて個人を責めるのではなく、システム全体を安全に設計し直してエラーの発生やその影響を減らすことが重要です。

 厚生労働省が2002年に策定した「医療安全推進総合対策」は、“個々の要素の質を高めつつ、システム全体を安全性の高いものにするためにはどうしたらよいか”という観点から取りまとめられました。その後これに基づいて、医療機関における医療安全対策の整備や、国レベルで事故等を報告し学習するための仕組みづくり等の施策を進めてきました。

サイト内リンク https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/i-anzen/index.html 



■医療安全推進週間について

 患者の安全に向けて幅広い医療関係者による体系的な取り組みを推進することを目的として、2001年に「患者の安全を守るための医療関係者の共同行動」が厚生労働大臣により提唱されました。
 その一環として2001年から毎年度、11月25日を含む1週間を「医療安全推進週間」と定め、医療機関や医療関係団体等における取り組みを推進するとともに、これらの取り組みについて国民の理解や認識を深めるためのさまざまな活動を行っています。


サイト内リンク https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/i-anzen/iryouanzennotorikumi_h31ikou.html 

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公開日:2024年11月25日

カテゴリー: 医療安全