コンゴ民主共和国へのエムポックスワクチン供与等について (令和7年1月27日)

参照元URL:https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=W7r2nJprRYyaYfHJY

【照会先】
健康・生活衛生局
感染症対策部感染症対策課
課長補佐 佐野 圭吾(内線 2373)
主査 佐藤 樹(内線 8029)
代表電話 03-5253-1111

報道関係者 各位

コンゴ民主共和国へのエムポックスワクチン供与等について

コンゴ民主共和国においては、エムポックスの感染拡大が見られていることから、同国政府から日本政府に対し、エムポックスワクチン及び接種針の供与の要請がありました。これを受けて、令和6年9月 18 日に日本政府は、コンゴ民主共和国政府との間でワクチン及び接種針の贈与に関する交換公文を署名・交換したところです。

同国政府からは 305 万回分の供与要請があったところ、両国保健当局間での調整を行い、まずは5万回分のワクチン(KM バイオロジクス社製の LC16 ワクチン)及び接種針(ニプロ社製の接種用二叉針)が、現地時間1月 24 日(日本時間1月 25 日)、同国の首都キンシャサに到着しました。残りについては、コンゴ民主共和国側も含め、準備ができ次第速やかに輸送する予定です。

このワクチンの輸送に先んじて、円滑なワクチン接種の国内展開に向け、令和6年12 月 14 日から 18 日(現地時間)にかけて、厚生労働省職員及び国立国際医療研究センターの専門家のチームがコンゴ民主共和国を訪問し、供与するワクチン及び接種針と同じものを用いて、同国政府の保健機関等の接種指導者を対象として、我が国が供与するワクチンについての講義、接種準備及び接種手技のトレーニング等を行いました。

これらのワクチン等の供与及び技術面での協力により、日本のワクチンが有効に活用され、同国におけるエムポックスの流行の拡大防止、ひいては同国の国民、特に子どもの健康・命を守ることにつながることを期待します。

※LC16 ワクチンについて
 販売名:乾燥細胞培養痘そうワクチン LC16「KMB」
 一般名:乾燥細胞培養痘そうワクチン
 製造販売:KM バイオロジクス社
我が国では、効能として、痘そう及びエムポックスの予防の効能・効果が承認されており、小児へも使用が可能な唯一の痘そうワクチンである。なお、接種には通常の注射において使用される注射針とは異なる二叉針という針を用いる。

日本人医師による、ワクチンについての講義の様子。

現地に到着したワクチン

資料

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