参照元URL:https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=k3P2rX4jFyXVsEUBY
9月17日は「世界患者安全の日」です
世界患者安全の日 2024


概要
WHOは、患者安全文化の醸成のための普及活動の一環として毎年スローガン等を作成しています。
2024年度 | テーマ | Improving diagnosis for patient safety |
スローガン | Get it right, make it safe! |
「世界患者安全の日」に関する取り組み
厚生労働省の取り組み
厚生労働省では、2001年を「患者安全推進年」と位置づけ、各関係者の共同行動を「患者の安全を守るための医療関係者の共同行動(PSA:Patient Safety Action)」と命名し、総合的な医療安全対策を推進しており、その一環として、11月25日(いい医療に向かってGO)を含む一週間を「 医療安全推進週間 」と定め、様々な取り組みを行っています。
2019年の世界保健機関(WHO)総会において、9月17日がWPSDと制定され、同年から多くの団体の協力を得ながらWPSDの普及啓発活動を実施しています。
厚生労働省としても、今年も、医療機関、職能団体、患者団体、教育機関、学会など、さまざまな団体と協力して普及啓発活動を行います。
さまざまな団体の取り組み
架け橋『世界患者安全の日』制定5周年記念Webシンポジウム2024
日程 2024年9月16日(月) 10:00~16:30
会場 オンライン開催
架け橋HP:http://www.kakehashi-npo.com/info/
➢京都大学医学部附属病院 医療安全管理部(共催:大江橋法律事務所)
『世界患者安全の日』セミナー
救急外来での「診断エラー」:患者との情報共有システムにてリスクを低減する
日程 2024年9月20日(金) 17:30~18:30
会場 オンライン開催(定員 300名)
参加費 無料
シンポジウム案内
https://safety.kuhp.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2024/09/20240920-diagnostic-error-semiar-on-line-.pdf
➢公益財団法人日本医療機能評価機構
医療安全情報のデザインを変更しました。
WPSDの周知のため、2024年9月号に公表された「医療安全情報No.214」のデザインを以下のとおり変更しています。
・テーマカラーをオレンジ色に変更
・WHOのWPSDバナーを配置
・厚生労働省のWPSDのページ(本ページ)のQRコードを配置
日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業HP https://www.med-safe.jp/contents/info/index.html
➢名古屋大学医学部附属病院
最高質安全責任者CQSOプロジェクト
日程 2024年9月17日(火)開講
会場 名古屋大学医学部附属病院
※厚生労働省が医療安全に関する講演を行い、WPSDについても紹介しました。
今年度の横断幕はこちらです。
名古屋大学医学部附属病院
最高質安全責任者CQSOプロジェクトHP http://www.iryoanzen.med.nagoya-u.ac.jp/cqso/index.html
➢徳島大学病院
「世界患者安全の日」(2024年9月17日(火))に合わせて徳島県内の各機関と連携し、ライトアップ(徳島大学病院、徳島県立中央病院、徳島赤十字病院、徳島市民病院、徳島県看護協会、鷲の門、徳島県庁)やポスター・パンフレットによる周知活動を行いました。
また当日は、以下の周知イベントを徳島大学病院で行い、多数の患者さん・医療スタッフが参加しました。
【周知イベントの内容】
・ ミニコンサート(徳島大学交響楽団)
・ 徳島大学病院の医療従事者によるテーマカラー(オレンジ)の表現
・ ポスター・パンフレットによる周知活動
・ とくぽん(徳島大学公式マスコット)による一日安全管理部長
【協力機関】
・ 徳島県立中央病院
・ 徳島赤十字病院
・ 徳島市民病院
・ 徳島県鳴門病院
・ 徳島県立海部病院
・ 吉野川医療センター
・ 阿南医療センター
・ 徳島県看護協会
・ 徳島県(徳島県庁)
・ 徳島市(鷲の門)
徳島大学病院関連HP:https://www.tokushima-hosp.jp/news/event.html?news_year=2024
➢群馬県医師会・群馬県・群馬大学
1. 令和6年度群馬県医療安全対策講演会
日程:2024年9月17日(火曜日)19:00~20:30
会場:ホテルラシーネ新前橋3階銀河(群馬県前橋市古市1-35-1)
※厚生労働省が医療安全に関する講演を行いました。
2. 群馬県内各地のライトアップ
以下のとおり、群馬県内各地の建物等をオレンジ色にライトアップしました。
・ 臨江閣(前橋市)
日程 2024年9月15日(土)~18日
・ 高崎白衣観音(高崎市)
日程 2024年9月14日(土)~17日(火)
・ 草津温泉(草津町)
日程 2024年9月15日(日)~16日(月
・ 高崎健康福祉大学
日程 2024年9月9日(月)
3. オレンジ色ポロシャツ:世界患者安全デーのシンボルからであるオレンジ色ポロシャツを講演会開催中に参加者に配布して撮影会を行い世界患者安全デーの士気を高めた。
群馬大学多職種連携教育研究研修協力センターHP:https://www.gunma-u.ac.jp/information/185231
➢聖路加国際病院
「今年度のテーマに合わせて、①「良質な診断をすることができた事例や取り組み」と、②「患者さんへのメッセージ」の展示を行いました。
① 良質な診断をすることができた事例や取り組み
各部署・診療科の診断プロセスをPatient Journey (患者の診療の流れ)の形式でまとめました。プロセスの中でどの点で優れていたかを強調し、患者さんへのメッセージを添えました。17の診療科・部署による20の取り組みと患者さんへのメッセージを展示しました。
② 患者さんへのメッセージ
「【患者安全】のために患者さんにご協力をお願いしたいこと」のメッセージを展示しました。(例: わからないことは質問してください。お薬手帳をご持参ください。 等)
33部署43枚の写真を展示し、合計180名のスタッフからのメッセージをお届けしました。
➢横浜市立大学附属2病院、横浜市医療局(共同開催)
『あなたの声が鍵を握る!一緒につくろう、安全な医療』と題し、9月1日(日)~30日(月)に患者さんと医療者とのパートナーシップ(協働)をめざした、WPSDイベントを開催しました。
主な内容は下記のとおりです。
・ 病院ホームページ上に、「患者参加」を学習できるコンテンツなどを掲載
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2024/WorldPatientSafetyDay_20240830.html
・ 院内各所でパネルやデジタルサイネージ等を介した展示
・ 入院患者さんを対象に、「患者参加の豆知識」を掲載したチラシを食膳で配布
<市民総合医療センター>
WPSDイベント用にデザインしたTシャツを着用し、来院者にアンケートを実施しました。
<附属病院>
9月17日(火)~18日(水)に病院名標のライトアップを実施しました。
<横浜市医療局>
9月17日(火)~18日(水)に横浜市庁舎のライトアップを実施しました。
また、横浜市ホームページや横浜市広報課のXにて「世界患者安全の日」について啓発を実施しました。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/kenko-iryo/iryo/anzenshien/imuyaku/oshirase/kanjaannzen.html
➢九州大学病院の取組み
1.9月19日リスクマネージャー会議で世界患者安全の日について説明しました。
2-1. 福岡タワーをキャンペーンカラーのオレンジ色にライトアップしました。
2-2. 9月18日 福岡タワーライトアップイベントの機会にメッセージ動画を作成しSNSを通じて世界に配信しました。
(英語字幕)https://www.dropbox.com/scl/fi/mbmcjvxg2i4yflwn67w72/2024.09.18-FUKUOKA-TOWER-LIGHT-UP-EVENT-1.0-Eng-Subtitles_FULL-edition.mp4?rlkey=amfwhffzyx9o0sbmbj9ggkb1z&st=t9bntccp&dl=0
(日本語字幕)https://www.dropbox.com/scl/fi/8fcwddgdu5oruw5v7m92n/2024-09-18-WPSD-2024_FUKUOKA-TOWER-LIGHT-UP-EVENT-JPN-Subtitles_FULL-1.0.mp4?rlkey=f9fxn1zm1pkad51eo2ftfspoy&st=1xloj9wr&dl=0
3-1. 10月10日 医療安全管理部会において記念Tシャツを作製・着用して会議を開催しました。
3-2. 10月10日 医療安全管理部会において世界患者安全の日やWHOが主催した記念イベントの内容を説明しました。
4. 9月10-12日 WHOが主催したWorld Patient Safety Day 2024 Global Consultation ‘Improving diagnostic safety and implementing the Global Patient Safety Action Plan 2021-2030’に出席しました(ジュネーブ、スイス)
5. 8月28日 BMJ/IHI International Forum, Hong KongにおいてWHOによる医療安全の取り組みについて講演し世界患者安全の日について説明しました。BMJ: British Medical Journal
IHI: Institute for Healthcare Improvement
6. 9月20日 Mataki Medical Center, Manila, Philippinesが主催した記念イベントにおいて本年のテーマである”Diagnostic safety”やWHOの記念イベントの内容について講演しました。
9月3日 CAHO-ISQua Webinarにおいて本年のテーマである”Diagnostic safety”について講演しました。
CAHO: Consortium of Accredited Health Care Organizations
ISQua: International Society for Quality in Healthcare
7. 9月17日 2nd Health Tech Bihar & Medical Expo, Indiaにおいて本年のテーマである”Diagnostic safety”やWHOの記念イベントの内容について講演しました。
8. 9月18日 PAHO (Pan American Healthcare Organizations)主催記念イベントにおいて世界患者安全の日を記念するスピーチ(動画)を行いました。
➢一般社団法人 日本病院薬剤師会
「世界患者安全の日」について、日本病院薬剤師会が一般用・医療従事者用の2種類のポスターを作成しました。
【一般用】 【医療従事者用】
日本病院薬剤師会関連HP:https://www.jshp.or.jp/content/2024/1010-3.html
➢愛媛県(複数病院で共同開催) New
「令和6年9月17日(火)、愛媛県下の複数病院が共同で「世界患者安全キャンペーン」(協賛:(一社)愛媛県病院薬剤師会、(一社)愛媛県薬剤師会)を実施しました。当日は愛媛大学医学部附属病院へNHKの取材があり、キャンペーンの様子等がニュースで放送されました。
・実施内容:患者安全の啓発物配布、共同ポスター掲示、医療安全標語掲示、ライトアップ(病院、今治市公会堂、国指定重要文化財 臥龍山荘)など
・参画機関:
●病院 ●保険薬局
愛媛県立今治病院 あい薬局(本店) ときわ薬局
愛媛県立中央病院 あいなん薬局 なんぐん薬局
愛媛県立南宇和病院 アイン薬局(愛大病院店) ニコニコ薬局
愛媛大学医学部附属病院 明石薬局 日本メディカル(愛媛大学店)
加戸病院 アルファ調剤薬局(横河原店) ハロー薬局(大洲病院前店)
国保一本松病院 エビスヤ薬局(志津川店) わかば薬局
市立大洲病院 エール薬局(一本松)
市立八幡浜総合病院 エール薬局(城辺)
松山市民病院 オレンジ薬局
松山赤十字病院 さつき薬局
●愛媛県立中央病院
HP:「世界患者安全の日」啓発のライトアップについて|愛媛県立中央病院 (pref.ehime.jp)|
●愛媛大学医学部附属病院
HP:世界患者安全キャンペーンを実施しました - 愛媛大学医学部附属病院 (ehime-u.ac.jp)
インスタグラム:https://www.instagram.com/p/DAU8x2wyteO/?igsh=MTgycmIya3c1eDViMA%3D%3D&img_index=1
●加戸病院
インスタグラム:https://www.instagram.com/p/DAGHHVizuX_/?igsh=ejgycWN5NTd2Ynp3
●市立八幡浜総合病院
HP:『世界患者安全の日(World Patient Safety Day)』 | お知らせ | 市立八幡浜総合病院 (yawatahama-cgh.jp)
●松山市民病院
インスタグラム:https://www.instagram.com/p/DAmZlVMzfEX/?igsh=OG11OHoxNmNqcHcw&img_index=1
➢埼玉医科大学 3病院 New
2024年 世界患者安全の日の取り組み
1.埼玉医科大学3病院の医療安全対策室では合同の医療安全協議委員会を定期的に開催し、グループ病院計約2500床の強みを生かし、学び合い、医療安全を推進するため話し合いを多職種で行っています。今年度は、世界患者安全の日のテーマと取り組みについても共有しました。
2.共通のポスターを作成し、院内や職員食堂に掲示し、啓発を行いました。
3. 医療安全週間
医療安全週間埼玉医科大学総合医療センターでは世界患者安全の日に合わせて、令和6年度医療安全推進週間を開催し、院内外に世界患者安全の日のテーマ、院内の改善活動を行っているワーキンググループの活動、自部署の医療安全の取り組み、医療安全標語を紹介しました。
4.職員食堂特別メニュー
昨年同様、3病院の職員食堂で世界患者安全の日を記念し、オレンジ色をテーマにした特別メニューが提供されました。毎年、スタッフから人気の企画です。
➢大阪医科薬科大学病院 New
1、周知活動
9月16日(月)~21日(土)を「世界患者安全週間」とし、期間中、病院ホームページに今年度のテーマとスローガンを公開しました。
2.院内啓発活動
期間中に以下の啓発活動、研修会を開催しました。
・スタッフが「世界患者安全の日」のテーマカラーであるオレンジ色マスクを着用
・病院正面玄関にオレンジ色を基調としたお花を設置
・病院正面玄関の看板をオレンジ色にライトアップ
・当院職員および近隣病院(三島医療圏医療安全ネットワーク参加医療機関)を対象とした医療安全特別講演会を開催
3.医療安全推進研修会
群星(むりぶし)沖縄臨床研修センター徳田安春先生を講師にお迎えし、当院職員および近隣病院(三島医療圏医療安全ネットワーク参加医療機関)を対象とした医療安全特別講演会を⾏いました。
◇テーマ
『患者安全のための診断改善~正確な診断を追求し安全を確保しましょう~』
群星(むりぶし)沖縄臨床研修センター長・東京財団政策研究所研究主幹 徳田安春先
生徳島県内の各機関と連携し、ライトアップ(徳島大学病院、徳島県立中央病院、徳島赤
十字病院、徳島市民病院、徳島県看護協会、鷲の門、徳島県庁)やポスター・パンフレットによる周知活動を行いました。
大阪医科薬科大学病院HP
https://hospital.ompu.ac.jp/departments/safety_measure/wpsd2024.html
➢宮崎大学医学部附属病院 New
「世界患者安全の日」に関する取組を実施しました。
【取組内容】
①病院玄関ホールにおいてポスター・活動内容等の掲示を行いました。
②9月11日(水)、病院長、医療安全管理責任者、医療安全管理部職員、みやだいもうくん(宮崎大学オリジナルキャラクター)が、患者安全啓発のためのメッセージが入ったポケットティッシュを患者さんへ配布しました。
関連情報
(参考)制定までの経緯
2016年3月 | 第1回閣僚級世界患者安全サミット (ロンドン/イギリス) |
WPSD概念の提案 |
2017年3月 | 第2回閣僚級世界患者安全サミット(ボン/ドイツ) | 9月17日をWPSDとすることを提案 |
2018年4月 | ![]() |
患者安全の向上に向けた「 患者安全に関する東京宣言」公表 |
2019年5月 | WHO総会 | WPSD制定 |
*ドイツ語圏各国(ドイツ、オーストリア、スイスなど)では、以前から9月17日に患者安全に関する会合を開催していた。