参照元URL:https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/eiken/kikaku/measles2.html
更新日:2025年4月25日
麻しんに注意しましょう
麻しんとは?
麻しんは、麻しんウイルスによる感染力が極めて強い感染症です。主な感染経路は空気感染で、感染予防にはワクチン接種が最も有効です。
・ 症 状:発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血など
・ 感染経路:空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染
・ 潜伏期間:10~12日間(最大21日間)
・ 治 療:特別な治療法はなく、対症療法
・ 予防方法:ワクチン接種
【参考】 麻しん(国立健康危機管理研究機構)(外部サイトへリンク)
麻しんの発生状況
国内の発生状況
直近10年の国内の麻しん報告数は、2019年の744例をピークに、新型コロナウイルス感染症の流行の影響もあり、減少していましたが、2023年以降、再び増加に転じています。2025年第15週時点の国内の麻しん報告数は、78例(4月16日時点の速報値)となり、過去5年の年間報告数をすでに超えています。
国内における麻しん発生状況(国立健康危機管理研究機構、感染症発生動向調査(IDWR))(外部サイトへリンク)
茨城県の発生状況
2025年3月以降、茨城県における麻しん報告数が増加しており、2025年の累計報告数は13例(2025年4月23日時点の速報値)となっています。
海外の発生状況
現在も麻しんが流行している国は多くあるため、海外渡航の際は特に注意が必要です。海外渡航前にワクチン接種歴や渡航先での麻しんの流行状況を確認しましょう。また、帰国後は健康観察を行い、麻しん症状の出現に注意しましょう。
【参考】海外における感染症流行情報等(厚生労働省検疫所FORTH)(外部サイトへリンク)
麻しんが疑われる症状が出現した場合は
発熱や発疹のある方と接触した1~2週間後や海外渡航後に、麻しんが疑われる症状が出現した場合には注意が必要です。麻しんは感染力が強いため、感染拡大を防ぐために下記へのご協力をお願いします。
・ 医療機関を受診する際は、事前に医療機関に連絡のうえ受診ください
・ 受診の際は、周囲の感染拡大を防止するためにマスクを着用し、公共交通機関の利用は避けてください
麻しんを予防するために
麻しんの予防に最も有効は方法は、麻しんワクチン接種であり、麻しんワクチンを2回接種することで約99%が抗体(免疫)をもつことができるとされています。
・ 母子手帳で麻しんワクチン接種歴を確認しましょう
・ 麻しんワクチン接種歴がない場合や、接種歴不明の場合はワクチン接種を検討しましょう
このページに関するお問い合わせ
保健医療部衛生研究所企画情報部
〒310-0852 茨城県水戸市笠原町993-2
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