梅雨明け注意!熱中症に気をつけましょう!(2025年6月5日)-茨城県

参照元URL:https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/koso/iji/koso/kennkoukikikanri/kenkoukikikanri.html

2025年6月5日

梅雨明け注意!熱中症に気をつけましょう!

熱中症とは

汗をかいた際、体内の水分や塩分が減り、血液の流れが滞ることや体温が上昇して重要な臓器が高温にさらされることにより発症する障害を熱中症といいます。

死に至る可能性もありますが、適切な予防や対処が実施されれば、死亡や重症化を防ぐことができます。正しい知識を身に着け、適切な備えをすることが非常に重要です。

こんな場合は特に注意

梅雨明け前後

過去数年の救急搬送患者数を見ると、梅雨明けの前後から急激に熱中症で倒れる人が増えます。体が暑さに慣れていない時期は、特に注意が必要です。

早めのクーラー利用など、過ごしやすい環境をつくることが重要です。

高齢者

熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。

高齢者は暑さや喉の渇きに対する感覚が弱くなるために、室内でも熱中症になることがあります。

室内に温度計を置き、気温が上がったらエアコンをつけましょう。また、喉が乾かなくても、こまめに水分補給することが重要です。

幼児

幼児は体温調節機能が十分に発達していないため、特に注意が必要です。

また、晴れた日は地面に近いほど気温が高くなるため、大人以上に暑い環境にいます。

普段から体調をよく観察して、ちょっとした子どもの変化に気をつけましょう。

その他

  • 肥満の人
  • 体調の悪い人
  • 持病のある人
  • 暑さに慣れていない人

熱中症の予防策

屋外にいるときはもちろん、救急搬送される方の4割は、住居・敷地内にいる時に熱中症にかかっています。

熱中症は放っておくと生命にかかわる病気ですが、適切な予防法を知っていれば防ぐことができます。日常生活において、以下の点に気をつけましょう。

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  • 扇風機やエアコンで室温を調節しましょう
  • のどが乾かなくても、こまめに水分補給をしましょう
  • 外出時は日傘や帽子で直射日光を避けましょう
  • 運動するときは、人との距離を確保し、マスクをはずしましょう
  • 体調が悪い日は外出をできるだけ控えましょう
  • 急に暑くなった日や、活動の初日などは特に注意しましょう
  • 体調が悪い人がいないか、お互いに気を配りましょう
  • 暑さに備えて、日頃から体調管理をしましょう

熱中症に気を付けるための情報

熱中症にかからないよう適切な対応をとるために、熱中症の危険度がどれくらいあるかを知るための予防情報が公表されています。

暑さ指数(WGBT)

気温、湿度、日射量などをもとに算出する熱中症予防の指数です。この指数が31を超えた場合、運動を原則として中止すべきとされています。環境省のホームページ(外部サイトへリンク)などから確認できます。

熱中症警戒アラート

県内の観測点のいずれかが、暑さ指数33を超えた場合に発報されます。外出を避けエアコンを適切にかける、外出を避けられない場合はこまめな休息や塩分、水分を意識して補給するなど、特に注意して過ごすことが必要です。

熱中症特別警戒アラート

県内の観測点の全てが暑さ指数35を超え、過去に例のない危険な暑さとなり、重大な被害が生じるおそれがある場合に発報されます。普段と同様の対応では不十分な可能性があります。危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守る行動をしましょう。

熱中症特別警戒アラートが発報された際は、各市町村から住民の方へ周知するとともに、暑さをしのげる施設として、『指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)』が事前に公表されている情報のとおり、開放されます。

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熱中症を疑ったときには

暑い環境の下での体調不良はすべて熱中症の可能性があります。放置すれば、死に直結する事態であることを認識しなければなりません。

熱中症を疑ったときは、現場で応急処置を行い、意識がないなど重症の場合は、直ちに救急車を呼んで医療機関へ搬送しましょう。

こんな症状があったら熱中症を疑いましょう

  1. 軽度めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない、手足のしびれ
  2. 中度頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感
  3. 重度意識がない、高い体温、呼びかけに対し返事がおかしい、まっすぐ歩けない、痙攣

熱中症の応急処置

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意識があり、反応が正常なとき

  1. 涼しい場所に避難させる
    風通しのよい日陰や、冷房の効いている室内などに避難させる
  2. 衣服をゆるめ、身体を冷やす
    衣服をゆるめて、氷のうなどで首の後ろ、脇の下、足の付け根などを冷やす
  3. 水分や塩分を補給する
    冷たい水分を持たせて自分で飲んでもらう

意識がなく、反応がおかしいとき

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  1. 救急隊の要請をする
  2. 涼しい場所に避難させる
  3. 衣服をゆるめ、身体を冷やす
  4. 医療機関に搬送する

リーフレット・関連サイト

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