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発表日:2025年6月25日
【報道発表資料】 「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和7年第25週)
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和7年第25週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第25週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)水痘でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は4.51人と前週(4.43人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は2.68人と前週(4.22人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
水痘の定点当たり患者報告数は1.11人と前週(2.35人)から減少しましたが、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“夏に気を付けたい感染症~腸管出血性大腸菌感染症~”について取り上げました。
腸管出血性大腸菌感染症は、強い毒素を産生する大腸菌(O157やO26など)を原因とする感染症で、主な症状は、激しい腹痛や頻回の水様性下痢、血便などです。中には溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症を引き起こす場合もあり、特に小児や高齢者は注意が必要です。
腸管出血性大腸菌は、主に牛の腸管内に常在しますが、特に夏季は保菌率が高くなるといわれており、これに伴い報告数も例年6月~9月に増加します。
主な感染経路は菌に汚染された食品の摂取ですが、患者の便を介した二次感染もみられます。生肉や加熱不十分な肉の喫食は避け、排便後や食事の前などは手洗いや手指消毒を徹底しましょう。
資料に関するお問い合わせ先
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