参照元URL:https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/ryuho/hoken/ryuhc/documents/kekkakuyobousyuukan.html
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結核を知ろう
~9月24日から30日は結核・呼吸器感染症予防週間です~
結核は、現在でも国内の主要な感染症です。
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2週間以上咳が続く場合は、結核を疑い、重症化と感染拡大の防止のために、医療機関を受診しましょう。
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また、新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染症の感染防止のため、マスク着用を含む咳エチケット、手洗い、換気等の基本的な感染対策を行いましょう。
よくある質問Q&A
患者さんに関すること
Q1.結核と診断された場合、どうしたらいいでしょう?
医師の説明をよく理解し、守るように心がけましょう。医療機関からの届出に基づいて、患者さんやご家族の方にご連絡いたします。心配なことがありましたら、いつでも保健所へご連絡ください。
Q2.必ず入院しなければいけませんか?
周囲の人に感染させる可能性がある場合は、感染症法に基づき周囲への感染の恐れがなくなるまでは入院となります。ただし、周囲への感染の恐れがない場合は、通学や通勤をしながら、通院治療ができます。
Q3.潜在性結核感染症と診断されました。仕事は行けますか?
全く問題ありません。あなたの生活は、何の制限もありません。日常生活や仕事・学業には、なんら差し支えありませんし、今までどおりの生活で構いません。
結核菌が身体の中に入っても、身体の抵抗力が強ければ、結核菌は抑え込まれてしまいます。しかし、抑え込まれた結核菌は死んでしまったというわけではなく、身体の中で冬眠状態に入ります。そして、身体の抵抗力が下がることあれば活動を始め、結核の「発病」となります。
潜在性結核感染症は、結核の感染を受けて発病の危険性が高いと考えられる場合に、薬を飲んで発病を防ぐことを言います。
接触者に関すること
Q1.結核患者さんと接触がありました。感染が広がるのではないか心配です。すぐに検査を受けた方がいいでしょうか?
あわてる必要はありません。
結核菌の潜伏期間は長いので、すぐ発病することはありません。
結核患者さんが、どの程度の感染性があったか、また患者さんとの接触状況や時期などを確認したうえで、必要と判断した方に接触者健診を受ける時期・内容を保健所からお伝えします。
通常、最終接触から2~3か月後以降に行うことが多いです。
Q2.職場の従業員が接触者健診の結果、潜在性結核感染症と診断されました。一緒に仕事をしても大丈夫でしょうか?
全く問題ありません。「感染」=「発病」ではありません。
・「感染」…結核菌が肺の奥に住み着いたことを言います。自分自身の抵抗力で結核欣の活動を抑え込んでしまいます。周りの人にうつす心配はありません。
・「発病」…結核菌の勢いが強かったり、身体の抵抗力が弱まったりしたことで、菌が増えて暴れ出し、咳や痰などの症状が出ることを言います。
潜在性結核感染症は、結核の感染を受けて発病の危険性が高いと考えられる場合に、薬を飲んで発病を防ぐことを言います。