かぜ様症状の原因ウイルスの流行状況(急性呼吸器感染症(ARI)病原体サーベイランス)(令和7年11月19日)-埼玉県

参照元URL:https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ari-surveillance.html

掲載日:2025年11月19日

かぜ様症状の原因ウイルスの流行状況(急性呼吸器感染症(ARI)病原体サーベイランス)

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第15条に基づく感染症発生動向調査により、2025年4月7日(第15週)以降、埼玉県内の定点医療機関で採取に御協力いただいた検体について、埼玉県衛生研究所、さいたま市健康科学研究センター、川越市保健所、越谷市保健所及び川口市保健所でおこなった検査結果を集計しています。2025年11月17日時点の集計であるため、今後データが更新される可能性があります。

年齢別病原体検出状況

2025年第44週(10月27日~11月2日)の検出状況

 2025年44週の年齢別病原体検出状況 

2025年第44週は、154検体が採取されました。そのうち、病原体が検出された検体は84件で、検出率は54.5%でした。一方、病原体が検出されなかった検体は70件で、不検出率は45.5%でした。検出された病原体は、インフルエンザウイルスが最も多く38件、次いで「ライノウイルスまたはエンテロウイルス」が16件と続いています。
年齢層別にみると、1歳から5歳未満ではインフルエンザウイルス及びRSウイルスの検出が目立ち、5歳から20歳未満ではインフルエンザウイルスの検出が目立ちます。一方、20歳以上の新型コロナウイルスの検出率は、第30週(7月21日~27日)以降、概ね40%以上で推移していましたが、第40週(9月29~10月5日)以降は急激に減少し、第44週は9.6%となっています。

過去の検出状況

2025年

        15週 16週 17週 18週 19週 20週
21週 22週 23週 24週 25週 26週 27週 28週 29週 30週
31週 32週 33週 34週 35週 36週 37週 38週 39週 40週
41週 42週 43週              

18週以降、埼玉県衛生研究所に搬入された検体(さいたま市、川越市、越谷市、川口市の医療機関を除く)のうち、
対象ウイルスが不検出であった検体に対して百日咳菌の検査を実施しています。(18週~20週は一部のみ実施)

年齢別病原体検出数の推移

2025年第34週~2025年第43週の検出数の推移

2025年34週から43週までの年齢別病原体検出数の推移

過去の検出数の推移

0-4歳 5-9歳 10-19歳 20-59歳 60歳以上

年齢別病原体検出割合の推移

2025年第34週~2025年第43週の検出割合の推移

2025年34週から43週までの年齢別病原体検出割合の推移

過去の検出割合の推移

0-4歳 5-9歳 10-19歳 20-59歳 60歳以上

週別の検体及び病原体検出状況の詳細

検査をおこなった検体及び病原体検出状況の詳細については以下をご覧ください。

週別の検体及び病原体検出状況の詳細(エクセル:40KB)(別ウィンドウで開きます)

急性呼吸器感染症(ARI)病原体サーベイランスの実施概要

埼玉県病原体サーベイランス実施要領及び検査フロー図については以下をご覧ください。