参照元URL:https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/hiho/hoken/hitathc/hoken/kansen/2503.html
麻しん(はしか)発生報告数が増加しています!
麻しん(はしか)について
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。
麻しんウイルスは、空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染と様々な感染経路でヒトからヒトへ伝播します。
その感染力は非常に強く、麻しんを発症している人と同じ部屋にいるだけで(空気)感染することがあります。
一度感染して発症すると、一生免疫が持続すると言われています。
症状
潜伏期間は10~12日間程度です。
38度前後の発熱が2~4日続き、咳や鼻水、喉の痛み、目の充血等の症状がどんどん強くなります。
その後、熱は一度下がりますが、半日程度で再び上昇し(多くは39.5度以上)、発疹(赤いぼつぼつのようなもの)が顔や身体などに出てきます。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。
治療
特別な治療法はなく、症状を軽くするための治療がなされます。
中耳炎や肺炎などの別の病気に同時にかかってしまった場合には、抗菌剤を投与する必要があります。
麻しん患者と接触した後、72時間以内に麻しんを含むワクチンを接種することで、発症を予防できる可能性があります。
予防
麻しんは空気感染し、手洗いやマスクでは予防できないため、ワクチン接種が有効です。
予防効果を確実にするためには、2回の接種が必要です。
大人でも、ワクチン接種を受けたことがなく、麻しんに罹ったこともない場合には、ワクチン接種をお勧めします。
発生状況について
過去の推移を見ると、平成19・20年に10~20代を中心に大きな流行がみられましたが、平成20年より5年間、中学1年相当、高校3年生相当の年代に2回目の麻しんワクチン接種を受ける機会を設けたことなどで、平成21年以降10~20代の患者数は激減しました。
平成27年3月27日、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が麻しんの排除状態にあることが認定され、排除後は、海外からの輸入例と、輸入例からの感染事例のみを認める状況となっています。
令和2年から令和4年は新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に伴う国内外における人の往来制限から、年間届出数は6~10例と大きく減少しました。
令和5年以降は、国外における麻しん流行に伴い、国内でも海外からの麻しん輸入症例が増加している一方で、海外渡航歴のない麻しん症例も報告されています。
海外渡航について
現在、海外における麻しんの流行が報告されており、インドネシアをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入事例の報告が増加しております。
今後、輸入事例の更なる増加や、国内におけるイベントや不特定多数が集まる施設等のマス・ギャザリング環境を契機とした国内感染伝播の発生が懸念されます。
海外へ渡航される方はご注意ください。
海外渡航される方で、麻しん(はしか)に罹ったことが明らかでない場合、海外渡航する前に
- 麻しんの予防接種を母子手帳などで確認しましょう
- 2回接種していない方は、予防接種を検討してください

また、帰国した後に
- 帰国後2週間程度は健康状態(特に、高い熱や全身の発しん、咳、鼻水、目の充血などの症状)に注意しましょう

関係リンク
麻疹発生動向調査/国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト(外部サイトへリンク)

