◆麻しんの発生報告数の増加に伴う注意喚起について (2026年3月19日)

【感染症エクスプレス@厚労省】VOL.555(2026年3月19日)

◆麻しんの発生報告数の増加に伴う注意喚起について 
国内各地の学校、飲食店、娯楽施設等において麻しんの集団発生が報告されております。2026年3月11日現在の感染症発生動向調査では、国内の麻しん届出数が100名に到達しており、今後さらなる増加が懸念される状況です。
海外においても麻しんの流行が確認されており、日本と同様に麻しんの排除認定国であった英国やカナダ、スペイン、オーストリア等では、排除認定が取り消されており、英国やカナダにおいては、麻しん含有ワクチンの接種率も低下している状況です。
日本においても令和6年度の接種実績は、自治体によっては麻しんに関する特定感染症予防指針に定める接種率目標(95%)を下回っている状況です。麻しん含有ワクチンは有効性および安全性が確立されたワクチンであり、医療従事者および各自治体の皆様におかれましては、積極的な接種勧奨および接種歴の確認に引き続きご協力をお願いいたします。
また、今後も、輸入事例の更なる増加や、イベントや不特定多数が集まる施設等におけるマス・ギャザリングを契機とした国内感染伝播の発生が懸念されます。
医療機関においては以下の点に特にご留意ください。

・発熱、発疹、咳、鼻汁、結膜充血等を呈する患者に対する麻しんの鑑別診断の徹底
・麻しんが疑われる症例を診察する際の標準予防策および空気感染予防策の実施
・確定例および疑い例についての速やかな保健所への届出
・医療従事者自身の麻しん免疫(2回接種歴または抗体保有)の確認

厚生労働省では、麻しんに関する最新かつ正確な情報の発信を行っています。科学的根拠が不確かな情報などに十分に留意していただき、ご対応いただくようお願いいたします。

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公開日:2026年03月23日

カテゴリー: 感染症