【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(エジプト)鳥インフルエンザ(平成23年4月21日)2011/05/02

各国別海外感染症情報

説明 情報源:WHO

地 域:アフリカ

 国 :エジプト

感染症:鳥インフルエンザ

病原体:H5N1型トリインフルエンザウイルス

内 容:

2011年4月16日、エジプト保健省は2名の鳥インフルエンザ(H5N1)患者が発生したことをWHOに報告しました。1人目はファイユーム県ワディ・エルリアンに住む29歳の男性で、4月1日に発症し4日に入院しましたが7日に死亡しました。2人目はファイユーム県セノレス地区に住む1歳半の男児で、4月9日に発症し11日に入院しました。治療中で容態は安定しています。2名とも入院時よりオセルタミビル(抗インフルエンザ薬)による治療を受けています。

感染源を調査した結果、2名とも鳥インフルエンザに罹患した疑いがもたれている病死した家禽との接触がありました。今回の2名の患者間で疫学的に関連性はないとのことです。

2名の患者はエジプト中央公衆衛生研究所、WHOインフルエンザサーベイランスネットワークの国立インフルエンザセンターで感染が確認されました。

エジプトではこれまでに143名の患者が確認され、うち47名が死亡しています。

(情報提供)

関西空港検疫所FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2011年05月02日

カテゴリー: 感染症