平成23年6月16日
熱中症による死亡災害発生状況(平成22年)について
1 熱中症による死亡者数の推移(平成13年~平成22年分)
職場における熱中症による死亡者数は47人(前年比39人増)となり、大幅に増加した。なお、これは、熱中症と分類して統計を取り始めた平成9年以降、最多の人数である。
過去10年間(平成13年~22年)の熱中症による死亡者の合計は210人であり、平成22年の死亡者数は、おおむね20人前後で推移してきた死亡者数からみて2倍以上の人数となっている。
2 業種別発生状況(平成20~22年)
過去3年間(平成20~22年)の業種別の発生状況をみると、建設業が多く全体の約4割を占め、次いで製造業が全体の約2割を占めている。
3 月・時間帯別発生状況
(1)月別発生状況(平成20~22年)
過去3年間(平成20~22年)の月別発生状況をみると、7月及び8月に全体の約9割が発生している。
(2)時間帯別発生状況(平成20~22年)
過去3年間(平成20~22年)の時間帯別発生状況をみると、午後1時台から午後5時台の間に約8割が発生し、特に午後3時台から午後4時台に多発し、全体の約4割が発生している。
また、猛暑であった平成22年については、他の時間帯においても多くの発生があった。
4 作業開始からの日数別発生状況(平成20~22年)
過去3年間(平成20~22年)の作業開始からの日数別発生状況をみると、全体の約4割が作業開始から7日以内に発生している。
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei43/
(参照先)
厚生労働省