【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(コンゴ民主共和国(DRC)およびコンゴ共和国)コレラ(平成23年7月22日)2011/08/02

各国別海外感染症情報

説明 情報源:WHO

地 域:アフリカ

 国 :コンゴ民主共和国(DRC)およびコンゴ共和国

感染症:コレラ

病原体:コレラ菌

内 容:

2011年7月22日現在、コンゴ川流域ではコレラの流行が報告されており、コンゴ民主共和国(DRC)およびコンゴ共和国で患者が発生しています。

DRCでは、2011年3月にコレラの流行が報告されており、とくにバンドゥンドゥ州、赤道州、首都キンシャサ、オリエンタル州では、ここ3~4週間で流行が勢いを増しているとのことです。 2011年7月20日時点で、計3,896人の感染患者が報告されており、うち死亡者は265人です(死亡率7%)。

コンゴ共和国では、首都ブラザヴィル、キュヴェト地方、リクアラ地方、プラトー地方から、2011年6月14日から7月20日までの間に、6人の死亡者を含む計181人の疑い患者が報告されています(死亡率3%)。

コンゴ川に沿ってさらなる流行拡大が危惧されており、とくにDRCの首都キンシャサでは、多くの人々が不衛生な水を使用しているため、新たに流行が拡大している地区があるとのことです。

両国においては、流行地域の監視体制の強化、治療施設の設立等が行われており、世界保健機関(WHO)も専門家を派遣し支援を行っていくようです。

(情報提供)

関西空港検疫所FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2011年08月02日

カテゴリー: 感染症