【保健所健康危機管理事例H18】
平成19年2月の高梁市川上地域で発生した高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)対応に関する報告書
〔作成者〕
備北保健所
〔発生年月日〕
2007/01/27~2007/02/8
〔概要〕
平成19年1月27日(土)に、当該農場主から高梁家畜保健衛生所に「死亡する鶏が多い。」との連絡があり、簡易検査を実施したところ、7羽中7羽が陽性となった。 29日(月)に、動物衛生研究所において、鳥インフルエンザH5型ウイルスが確認され、知事、関係部長等が出席し対策本部会議を開催し、発生農場を中心とした半径10km以内の鶏等の移動制限、発生農場全体の消毒等を実施した。1/29-2/7までの10日間の防疫活動、実人員624名、延べ902名の防疫従事者、内作業不適33名であった。14日(水)に、高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会により、渡り鳥の関与と野生生物による鶏舎内へのウイルスの持ち込みの可能性が示された。
〔原因/端緒〕
平成19年1月27日(土)高梁管内の採卵養鶏農家で12000羽の内12羽死亡 7羽から簡易キッドでA型陽性
〔患者/死者/負傷者〕
なし
〔症状/被害状況〕
発生農場全体の鶏の焼却と鶏糞の埋却、発生農場を中心とした半径10km以内の鶏等の移動制限