【海外情報】 アジア(カンボジア)鳥インフルエンザ(平成23年8月19日)2011/09/05

各国別海外感染症情報

説明 情報源:WHO

地 域:アジア

 国 :カンボジア

感染症:鳥インフルエンザ

病原体:鳥インフルエンザ(H5N1)

内 容:

2011年8月19日、カンボジア保健省は、新たに1例の鳥インフルエンザ(H5N1型)ヒト感染例が確認されたと発表しました。

患者は、コンポンチャム州チューンプレイ郡Mepring地区Taing Thleung村に住む6歳女児で、8月7日に発症し地元の開業医の治療を受けていましたが治療効果が見られませんでした。12日にプノンペンのカンタボパ小児病院に入院しましたが、2日後の8月14日に死亡しています。

患児が住んでいた村では家禽が死んでいることが報告されており、患児も死禽との接触があったとされています。同国では、18例目の鳥インフルエンザ(H5N1型)ヒト感染例であり、16例目の死亡例となります。また、今年に入ってからの患者8人は全員死亡しています。

現在、国および地域の迅速対応チームが、国の定める手順に従い調査・対応にあたっています。地域住民に対しては保健指導が行われています。現時点では、接触者の中で検査陽性者は報告されていません。

(情報提供)

関西空港検疫所FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2011年09月05日

カテゴリー: 感染症