平成23年9月22日
季節性インフルエンザワクチンの供給量について(第2報)
9月12日に、北里第一三共ワクチン(株)(以下「北里」という。)の季節性インフルエンザワクチンの一部に、品質試験で不適合の可能性があることをお知らせしました。
その再試験の結果、トリレオウイルス(※)の混入が確定し、約236万本分の季節性インフルエンザワクチンを出荷することができなくなりました。その結果、今シーズンのインフルエンザワクチンの供給予定量は約2,700万本となります。
現時点では、需要予測やそれに基づく近年の供給実績及び実際の使用実績を見ると、今シーズンの需給への影響は少ないものと考えられます。一方、インフルエンザワクチンが混乱なく安定的に供給されるよう、各都道府県等に分割納入、在庫量の把握体制や医療機関の在庫状況の住民への周知体制の確立等の徹底を求めます。
また随時、情報提供を行っていく予定です。
【参考】
1.今シーズンのインフルエンザワクチン供給予定量:約2,700万本
2.今シーズンのインフルエンザワクチン需要予測:約2,771万~2,798万本
3.北里の製造予定量:約242万本
(※ トリレオウイルスは、トリの関節炎の原因ウイルスです。ヒトに対する病原性は知られていません。)
インフルエンザワクチン製造量及び使用量の推移(PDF:140KB)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001pdyd-att/2r9852000001pe03.pdf
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001pdyd.html
(参照先)
厚生労働省医薬食品局血液対策課