【海外情報】 アメリカ(アメリカ合衆国)インフルエンザ様疾患(平成23年11月24日)2011/12/05

各国別海外感染症情報

説明 情報源:WHO

地 域:アメリカ

 国 :アメリカ合衆国

感染症:インフルエンザ様疾患

病原体:インフルエンザA/H3N2

内 容:

23日付の米国疾病対策センター(CDC)の疫学週報(MMWR)等によりますと、20日同センターは、同国アイオワ州から豚由来の新しい型のインフルエンザA/H3N2の再集合株への感染例3症例(11ヶ月、2歳、3歳)を確認したとのことです。3症例は発熱と呼吸器症状を呈しましたが、入院することなくすでに回復しているとのことです。本年、ヒトにおける豚由来のインフルエンザA/H3N2の再集合株への感染は、今回のアイオワ州での3症例を含め10症例あり、感染したウイルスには、インフルエンザA/H1N1(2009)ウイルスの遺伝子が含まれているとのことです。今回の3症例は全て豚との接触はなく、互いとの接触歴があったとのことで、限局したヒト-ヒト感染が示唆されています。アイオワ州と周辺の州では、インフルエンザ様症例のサーベイランスや呼吸器検体の検査を含めてサーベイランスの強化が行われているとのことです。

(情報提供)

関西空港検疫所FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2011年12月05日

カテゴリー: 感染症