【政府情報】 食品衛生法に基づく安全性審査を経ていなかった遺伝子組換え微生物を利用した添加物についての対応(第3報)(平成24年3月1日)2012/03/01

平成24年3月1日

食品衛生法に基づく安全性審査を経ていなかった遺伝子組換え微生物を利用した添加物についての対応(第3報)

○  本日、食品衛生法に基づく安全性審査を経ていなかった遺伝子組換え微生物を利用した添加物「5’-イノシン酸二ナトリウム」と「5’-グアニル酸二ナトリウム」について、食品安全委員会で安全性が確認されたことから、これらの添加物とこれらの添加物を使用して製造された食品の輸入、販売等の自粛を解除したことをお知らせします。

1 経緯

○ 食品安全委員会に平成23年12月5日に食品健康影響評価の諮問を行った、「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査の手続」(平成12年厚生省告示第233号)第3条に定める安全性審査を経ていなかった2つの未審査遺伝子組換え添加物について、本日、安全性が確認されました。

2 今後の対応等

○ 平成23年12月5日に、これらの添加物を輸入した10社(その後の調査で他に1社が輸入していることが判明し、計11社)に対し、輸入、販売を自粛をするよう指示していました。また、これらの添加物を使用して製造された食品の販売、流通の自粛等については、食品安全委員会の評価結果を踏まえて判断することとしていました。

○ 今回安全性が確認されたことから、これらの添加物とこれらの添加物を使用して製造された食品の輸入、販売等の自粛を解除しました。

3 他の添加物について

○ 今回の事例を受けて、関係事業者に調査を行った結果、1社が輸入している2つの添加物(「リボフラビン」及び「キシラナーゼ」)が、未審査遺伝子組換え添加物であることが判明しました(平成23年12月22日)。

 1) このうち、「リボフラビン」については、平成24年1月12日に食品安全委員会に食品健康影響評価を諮問し、2月23日に安全性を認める評価書案がまとめられ、現在食品安全委員会でパブリックコメントを実施中です。

 2) 「キシラナーゼ」については、直ちに食品健康影響評価の諮問を行うためのデータの提出がなかったことから、回収を実施しましたが、現在、評価の諮問に向けて準備を進めています。

詳細については、下記のページをご覧ください。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000242aq.html

(参照先)

厚生労働省医薬食品局食品安全部

公開日:2012年03月05日

カテゴリー: 食品安全