報道関係者各位
原子力災害対策特別措置法第20条第3項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について
(原子力災害対策本部長指示)
本日、原子力災害対策本部は、昨日までの検査結果から、原子力安全委員会の助言を踏まえ、宮城県知事及び福島県知事に対し以下を指示しました。
(1) 出荷制限の設定
宮城県の一迫川(いちはさまがわ)のうち花山(はなやま)ダムの上流(支流を含む。)及び碁石川(ごいしかわ)のうち釜房(かまふさ)ダムの上流(支流を含む。)で採補されたイワナ(養殖により生産されたものを除く。)
福島県沖(※)において漁獲されたアイナメ、アカガレイ、アカシタビラメ、イカナゴ(稚魚を除く。)、イシガレイ、ウスメバル、ウミタナゴ、エゾイソアイナメ、キツネメバル、クロウシノシタ、クロソイ、クロダイ、ケムシカジカ、コモンカスベ、サクラマス、サブロウ、シロメバル、スケトウダラ、スズキ、ニベ、ヌマガレイ、ババガレイ、ヒガンフグ、ヒラメ、ホウボウ、ホシガレイ、マアナゴ、マガレイ、マコガレイ、マゴチ、マダラ、ムシガレイ、ムラソイ、メイタガレイ、ビノスガイ及びキタムラサキウニ
(2) 出荷制限等の解除
福島県で水揚げされたイカナゴの稚魚
1 宮城県に対し、宮城県の一迫川(いちはさまがわ)のうち花山(はなやま)ダムの上流(支流を含む。)及び碁石川(ごいしかわ)のうち釜房(かまふさ)ダムの上流(支流を含む。)で採補されたイワナ(養殖により生産されたものを除く。)について、本日、出荷制限が指示されました。
(1)本日付けの原子力災害対策本部から宮城県への指示は別添1のとおりです。
(2)宮城県の出荷制限指示後の管理の考え方は、別添2のとおりです。
2 福島県に対し、本日、福島県沖(※)において漁獲されたアイナメ、アカガレイ、アカシタビラメ、イカナゴ(稚魚を除く。)、イシガレイ、ウスメバル、ウミタナゴ、エゾイソアイナメ、キツネメバル、クロウシノシタ、クロソイ、クロダイ、ケムシカジカ、コモンカスベ、サクラマス、サブロウ、シロメバル、スケトウダラ、スズキ、ニベ、ヌマガレイ、ババガレイ、ヒガンフグ、ヒラメ、ホウボウ、ホシガレイ、マアナゴ、マガレイ、マコガレイ、マゴチ、マダラ、ムシガレイ、ムラソイ、メイタガレイ、ビノスガイ及びキタムラサキウニについて、出荷制限が指示されるとともに、福島県で水揚げされたイカナゴの稚魚について、本日、出荷制限及び摂取制限の解除が指示されました。
(1)本日付けの原子力災害対策本部から福島県への指示は別添3のとおりです。
(2)福島県の出荷制限指示後の管理の考え方は、別添4のとおりです。
(3)福島県の出荷制限等の解除申請は、別添5のとおりです。
※ 最大高潮時海岸線上宮城福島両県界の正東の線、我が国排他的経済水域の外縁線、最大高潮時海岸線上福島茨城両県界の正東の線及び福島県最大高潮時海岸線で囲まれた海域
3 なお、原子力災害対策特別措置法の規定に基づく食品の出荷制限及び摂取制限の指示の一覧は、参考資料のとおりです。
【参考1】 原子力災害対策特別措置法 -抄-
(原子力災害対策本部長の権限)
第20条 (略)
2 (略)
3 前項の規定によるもののほか、原子力災害対策本部長は、当該原子力災害対策本部の緊急事態応急対策実施区域における緊急事態応急対策を的確かつ迅速に実施するため特に必要があると認めるときは、その必要な限度において、関係指定行政機関の長及び関係指定地方行政機関の長並びに前条の規定により権限を委任された当該指定行政機関の職員及び当該指定地方行政機関の職員、地方公共団体の長その他の執行機関、指定公共機関及び指定地方公共機関並びに原子力事業者に対し、必要な指示をすることができる。
4・5 (略)
6 原子力災害対策本部長は、当該原子力災害対策本部の緊急事態応急対策実施区域における緊急事態応急対策を的確かつ迅速に実施するため必要があると認めるときは、原子力安全委員会に対し、緊急事態応急対策の実施に関する技術的事項について必要な助言を求めることができる。
7~9 (略)
【参考2】「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」(原子力災害対策本部:最終改正3月12日)
(別添1)(PDF:90KB)
(別添2)(PDF:63KB)
(別添3)(PDF:152KB)
(別添4)(PDF:65KB)
(別添5)(PDF:856KB)
(参考資料)(PDF:356KB)
詳細については、下記のページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002dn49.html
(参照先)
厚生労働省医薬食品局食品安全部