【保健所健康危機管理事例H23】
食中毒事例(23年9月)
〔作成者〕
堺市保健所 健康福祉局健康部保健所食品衛生課
〔発生年月日〕
2011/09/03~不明
〔概要〕
・患者34名の検便からノロウイルス(GⅠ)が検出、施設従業員の1名からもノロウイルス(GⅠ)が検出された。
・共通する食事は施設が提供した弁当以外にはなく、発症状況も類似していること、便からノロウイルスが検出されたことから、施設が提供した弁当による食中毒と断定し、3日間の営業停止命令を出した。
〔原因/端緒〕
原因:ノロウイルス
探知:9月5日、堺市内の医療機関より食中毒の疑いに関する通報(市内の私立幼稚園の職員約20名が下痢・発熱の症状を呈し受診する)があった。
〔患者/死者/負傷者〕
患者:118人
死者:0人
〔症状/被害状況〕
・9月2日に施設が調整した弁当を食べた園児と職員のうち、118人が下痢・腹痛・発熱を訴えた。入院した者は、なし。