【保健所健康危機管理事例H23】
腸管出血性大腸菌O5による食中毒事件
〔作成者〕
山形県村山保健所 生活衛生課 緒方國顕
〔発生年月日〕
2011/07/21~2011/08/01
〔概要〕
7月20日から22日に発生場所を利用した小学生が21日から下痢等の症状を発生した。患者らの検便の結果腸管出血性大腸菌O5が検出され、PFGEの結果も一致したことから原因物質をO5と特定した。なお、原因食品については自炊、仕出し弁当等を喫食しており、特定はできなかった。
〔原因/端緒〕
7月27日所内検査課から、山形市内医療機関から腸管出血性大腸菌の菌株についてベロ毒素産生の依頼検査があった旨の情報提供があり、状況の確認を行ったところ、数名が同様の症状を呈していることが判明した。
〔患者/死者/負傷者〕
患者(30名)
〔症状/被害状況〕
下痢、腹痛、発熱など