【保健所健康危機管理事例H23】
結核集団感染
〔作成者〕
山形県村山保健所 地域保健予防課 内海由美子
〔発生年月日〕
2010/12/1(不明)~2011/12/1
〔概要〕
2010年夏から呼吸器症状が出現。複数の医療機関を受診するも症状改善せず、結核と診断されず。同年12月より更に咳症状悪化。翌年1月に呼吸困難で入院、喀痰検査で塗抹陽性となり届出に至る。直後より家族等の接触者健診開始。届出から3週間後所内検討会にて検診範囲を設定するも、その後範囲を拡大。最終の検診が2011年12月終了。発病者等が明らかになる中で患者の精神的負担が強まり、接触者に関する情報を秘匿する時期などあり、情報収集に時間を要した。
〔原因/端緒〕
看護師の肺結核発症
〔患者/死者/負傷者〕
結核患者:5名、潜在性結核感染症:10名
〔症状/被害状況〕
長期間続いた咳、痰、呼吸困難等