【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H24】結核集団感染事例(広島市2)(広島市保健所)

【保健所健康危機管理事例H24】

結核集団感染事例(広島市2)

 

〔作成者〕
広島市保健所

〔発生年月日〕
2012/2/9~不明

〔概要〕
平成24年1月に結核性胸膜炎の患者が、また、2月に頚部・縦隔リンパ節結核の患者が発生した。この2名の患者は同じ事業所に勤務する外国人実習生であったことから、これら2名と濃厚に接触している実習生7名が医療機関を受診したところ、さらに1名が肺結核であることが判明した。この新たに確認された患者は、平成23年8月頃から咳症状がり排菌もあったことから、当該患者との接触者健診を行った結果、結核患者と感染者が確認された。本集団感染事例では、結核患者が初発患者を含む5名、感染者が38名であった。

〔原因/端緒〕
結核菌

〔患者/死者/負傷者〕
患者数5名(初発患者を含む)
潜在性結核患者38名

〔症状/被害状況〕
H22年9月及びH23年9月に、定期健診のX線検査により胸部の浸潤影が認められていたが、受診なし。結核の診断より6か月前から咳の症状あり。

公開日:2012年08月29日

カテゴリー: 結核