【保健所健康危機管理事例H24】
クドアによる食中毒
〔作成者〕
広島県東部保健所
〔発生年月日〕
2012/2/24~2012/2/25
〔概要〕
平成24年2月26日に尾道市の住民から,2月24日,旅館で会食をした団体が嘔吐,下痢等を発症したと連絡があった。
当該施設を調査したところ,当該グループの共通食は旅館が提供した料理に限られ,有症者の症状が類似し,残品のヒラメからクドア・セプテンプンクタータが検出されたことから,当該施設の提供した料理を原因とする食中毒と断定し,2月28日に営業禁止処分を行った。 3月1日に再発防止措置が完了したため,営業禁止処分を解除した。
〔原因/端緒〕
嘔吐,下痢等を発症した団体の有症者便,調理従事者便および残品の検査を実施した結果,残品のヒラメからクドア・セプテンプンクタータが検出された。
〔患者/死者/負傷者〕
患者4名
〔症状/被害状況〕
食中毒:嘔吐 下痢